
1位は昨年2位だったアリミノの「カラーストーリー プライム(COLOR STORY PRIME)」が受賞した。グレイカラーは白髪を染めるという主目的があるために、透明感や柔らかさの表現は二の次になってしまう傾向にあるが、透明感や柔らかさも担保しつつダメージもケアしてくれるという総合力の高さが支持の要因となった。2位はミルボンの「ヴィラロドラ(VILLA LODOLA)」、3位はロレアルの「イノアカラー(INOA COLOR)」が受賞。もはや「きれいに染まる」は当たり前で、ブランドのストーリー性やダメージケア、柔らかさの表現など、評価軸の多様化が見て取れた。
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を14部門に分類し、50軒の美容師159人に各カテゴリーのベストだと思う製品を選んでもらった。選んでもらった各製品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”“営業スタッフ部門”も有り)。
1位
“カラーストーリー プライム”
「カラーストーリー プライム(COLOR STORY PRIME)」
暖かみのあるナチュラルブラウンベースで白髪を染める“ブラウンタイプ”、赤みの少ないブルーブラウンベースの“ハイブリッドタイプ”、時短にこだわったリタッチ用カラーの“クイックタイプ”、グレイカラーの毛先に色みを補充する微アルカリカラーの“ベールタイプ”などをそろえる。アンケートの回答には、「グレイカラーは茶色みが強くでてしまいがちだが、ファッションカラーのような透明感をだしてくれる」といった声があった。【医薬部外品】(1剤全71色、各90g/2剤全2種、各1000g)※「WWDBEAUTY」8月25日号、P.7にある “カラーストーリー プライム”の説明は誤りで、正しくは上記になります。
2位
“ヴィラロドラ カラー”
「ヴィラロドラ(VILLA LODOLA)」
92%天然由来のヘアカラー。柔らかい質感と美しい色合い、潤いに満ちた艶をかなえる。アンケートの回答には、「カラーのラインアップが充実している」といった声があった。【医薬部外品】(1剤全48色、各80g)
3位
“イノアカラー”
「イノアカラー(INOA COLOR)」
オイルを主役とした新しい染毛システムを採用。オイル・デリバリー・システムによって薬剤の浸透が効率化し、ダメージの軽減につながっている。アンモニア無配合で刺激臭を軽減した。アンケートの回答には、「頭皮へのダメージが少なく、アンモニア臭がしない。塗りやすくて染まりやすく操作性が高い」といった声があった。【医薬部外品】(全63色)
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