ファッション
連載 ファッション&ビューティパトロール 第96回

ハイロックの“おもちゃ箱”オフィスに潜入&「チョップスティックス」で出合った偏愛プロダクトたち

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東京から新幹線と電車を乗り継いで約1時間半。やって来たのは、群馬・前橋。NIGO®︎さんや糸井重里さんら世界的クリエイターを輩出してきたこの街に、アートディレクター、ハイロック(HIROCK)さんが拠点を構えているのは、業界ではすでにおなじみだろう。昨年11月には、そのオフィスが地元の老舗百貨店「スズラン前橋店」新館2階のワンフロア(約660㎡)へと引っ越し。真ん中のエスカレーターがデパートらしさ溢れる空間に、ハイロックさんの世界観がギュッと凝縮されている。その一角にあるのが、“珍品”を並べた雑貨屋「チョップスティックス(CHOPSTIX )」だ。ここには、人生で出合わなかったかもしれないけど、出合えたらちょっとうれしくなるような、そんなモノが並んでいる。定食屋でなんの気なしに手に取った“箸”が、よく見たらめちゃくちゃかっこよかった──そんな経験は今までないけど、きっとそんな感じだ。となれば、買わずに帰るわけにはいかない。今回は「チョップスティックス」で見つけたもの、買ったものの話。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月30日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

なんだかすごいぞ!
ハイロックデザインオフィス

「ハイロックデザインオフィス(HIROCK DESIGN OFFICE)」は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような刺激的な場所だ。ハイロックさんのデスク周辺には、R2-D2や鉄腕アトムの等身大フィギュア、スパイク・リーのサイン、巨大なキャンベルスープ缶などのコレクションがずらりと並ぶ。エレベーター越しには、Tシャツなどをプリントする“プリントラボ”も構えられている。ミーティングスペースには、デスク代わりにまさかの卓球台。テントの中には畳とちゃぶ台を備えた和室があり、集中したいときはひとりでこもれる仕様に。一般的な会社では雑に扱われがちな配送スペースは、まるでF○dExを彷彿とさせる仕様。さらに、資料が整然と並んだ“図書館”のような一角もある。

気づけばレジにいた!
CHOPSTIXで出合ったベストナイン

アートディレクターとしてだけでなく、目利きとしてのセンスも発揮するハイロックさん。そんな“二刀流”ぶりにあやかって、今回は僕が「チョップスティックス」で実際に自腹で購入したアイテムをベストナイン形式でご紹介。出合いは偶然、でも選んだ理由にはちょっとした物語があるんだ。

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