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スタートトゥデイ4?6月期は売上高30%増 地道な施策で目標を維持

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するスタートトゥデイの2015年4?6月期決算は、売上高が前年同期比129.2%の108億5600万円、営業利益が同129.5%の37億3300万円、純利益が同133.5%の25億100万円、サイト上の取引額を示す商品取扱高は同122.2%の332億7100万円だった。商品取扱高の拡大や粗利率の改善、固定費減少による経費削減などが功を奏し、大幅増収を達成した。

 通期は、営業利益が前期比126.9%の191億4000万円、商品取引高が同130.3%の1682億円を目指す。ポイント施策や即日配送エリア拡充などに投資を増やすため、通期の商品取扱高に対する営業利益率は0.3ポイント低下し11.4%を見込む。

 柳澤孝旨・取締役兼最高財務責任者(CFO)は、「今期は細かい施策を積み重ね、商品取扱高・売上高ともに前期比130%を達成すると宣言したが、現状は堅調な推移だ。秋冬は商材単価が高くなる一方で、今期買収したアラタナののれん償却費なども発生し始める。下期が勝負」と意気込む。

 今年4月にEC構築会社のアラタナを買収するなど、力を入れる"B to B(自社EC支援)事業"だが、今期は前期比62.1%と縮小を予定する。「システムをアラタナモデルへ移行する過渡期で、離れるブランドもあった」と柳澤取締役兼CFO。

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