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連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望

「フローラシス」と「オーディナリー」実店舗の狙いは

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ビューティ賢者が最新の業界ニュースを斬る

ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、実店舗を通して攻勢を仕掛ける海外ブランドの話。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月10日号からの抜粋です)

PROFILE: 弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター

弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター
PROFILE: (ゆげた・みずほ)伊勢丹新宿本店化粧品バイヤーを経て独立。化粧品ブランドのショップ運営やプロモーション、顧客育成などのコンサルティング、企業セミナーや講演を行う。メディアでは化粧品選びの指南役として幅広く活動中

【賢者が選んだ注目ニュース】

日本の国内市場はかつて、欧米のビューティブランドから「貴重なマーケティングの場」といわれてきた。日本市場は化粧品の成熟市場であり、細やかな感性を持つ消費者は製品に対しての要求水準が高い、というのが評価の理由だった。しかし2018年を境に中国人観光客が急増した結果、各国でインバウンドバブルが巻き起こった。購買力とブランド志向の強い中国人観光客に、欧米だけでなく国産ブランドも一斉に注目した。春節に向けた限定品など、中国市場にシフトしたデザインの製品が目立ったのもこのころだ。

コロナ禍とその後の社会情勢の急速な変化に伴い、中国からのインバウンドバブルは沈静化したが、一方で円安により世界のさらに広い地域から日本に観光客が集中している。数年前のインバウンドバブル期と大きく異なるのは、売れている「モノ」よりも日本でしか体験できない「コト」を求める訪日客が多いという点だ。

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