ファッション

2025年春夏ロンドン・コレクション海外バイヤー評 洗練されたロマン主義で新たな光

有料会員限定記事

2025年春夏ロンドン・コレクションで、海外小売店のバイヤーは「アーデム(ERDEM)」「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」を高く評価した。「アーデム」のきらびやかなドレスや、ランジェリーから着想したディテールも目立った。ロマンチックで洗練されたコレクションの数々により、ロンドンに新たな光を感じたバイヤーらが注目するトレンドと、マストアイテムを紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月30日号からの抜粋です)

ハロッズ

サイモン・ロングランド=ファッション部門バイイング・ディレクター

「アーデム」と「トーベ(TOVE)」はどちらも美しく魅力的なコレクションを披露し、ハロッズの顧客にぴったりな独自のストーリーがあった。ベストショーは、「ロクサンダ(ROKSANDA)」。色使いが巧みで、精巧なテーラードやボリューミーなドレスを見事に表現していた。また、ロンドンを360度見渡せる会場だったため、観客は到着の瞬間から心を奪われた。

ロンドンのファッションシーンは創造性にあふれ、多くのユニークなデザイナーとコレクションが存在する。特に注目すべきは鮮やかなカラーパレットと大胆なシルエット、ボリューム感のあるデザイン、構築的なルック、優美なドレス、遊び心のあるフリンジ使いだ。

マストアイテム

「アーデム」の装飾的なドレスとニット、「トーベ」のシルクドレス、「ロクサンダ」のカットアウトされたテーラードジャケット。「シモーン ロシャ」によるカーネーションのビスチェドレスにも魅了された。

この続きを読むには…
残り2357⽂字, 画像10枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

JW ANDERSON x コレクションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。