“モノの百科事典”を目指しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「Sumally(サマリー)」は、1月16日からコマース(販売)サービスを開始した。三越伊勢丹ホールディングスのウェブサイト「イセタンパークネット」と協業し、バレンタイン向けのチョコレートやギフト雑貨を2月2日まで販売する。
2011年9月に開設した「サマリー」は、モノの情報をベースに、「自分が何を持っていて=Have it」、「何を欲しいと思っているのか=Want it」という情報をシェアすることでユーザー間のコミュニケーションを図るサービス。現在の登録会員数は約10万人で、登録アイテム数は60万点超。
今回の企画では、通常の「Want it」、「Have it」で商品情報がシェアされる機能に加え、対象商品にはカート・決済機能が追加される。「ジャン=ポール・エヴァン」や「ピエール・エルメ・パリ」のチョコレートのほか、メディコム・トイの「ベアブリック」などギフト向け雑貨も販売。1月末をめどに、カート・決済機能を本格始動させる見込みで、今後はメディコム・トイ、「ヘッドポーター」、「ウカ」など、提携中のブランドのアイテムの販売を開始する予定。「(コマース機能追加により)購入して『Have it』した瞬間に自分のページがその商品の売り場になり、それがフォロワーにシェアされて、モノが売り場ごとどんどん広がっていく。これからは一億総セレクトショップ時代が始まるだろう」とサマリー代表の山本憲資氏。