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三陽商会、値引き抑制に手応え 通期業績予想を再び上方修正

三陽商会は6日、2024年2月期の連結業績予想を上方修正した。6月30日に続き2度目の上方修正となる。修正後は売上高が615億円(修正前は610億円)、営業利益が31億円(同27億円)、純利益が28億円(同25億円)。期末配当予想も59円から88円に修正した。コロナ収束によって春夏の衣料品が計画以上に売れた。プロパー(正価)販売の増加や値引きの抑制で利益も底上げされた。

同日発表した23年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比10.6%増の281億円、営業損益が7億1800万円の黒字(前年同期は3億1700万円の赤字)、純損益が7億4400万円の黒字(同2億4600万円の赤字)だった。コロナの5類移行後、外出着やセレモニー用の服が百貨店などで活発に動くようになった。創業80周年を記念して各ブランドで企画した商品も好調だった。プロパー販売の比率は前年同期に比べて2ポイント改善の68%になった。その結果、平均売価は12%上昇し、円安やコスト高による原価アップを吸収した。

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