ファッション

「シブリング」2017年春夏ロンドン・メンズ・コレクション

REPORT

お気楽極楽!ニットで作ったマイアミ&カリフォルニアのビーチスタイル

やはり、このブランドは能天気で陽気で楽しい。これまで別で発表してきたウィメンズも加わったから、なおさらだ。

 「シブリング」の2017年春夏メンズ&ウィメンズ・コレクションは、アメリカの二大ビーチリゾート、マイアミとカリフォルニアが舞台。コレクションは、得意のニットのインターシャでブルーとレッド、それにホワイトというアメリカントリコロールなヤシの木を表現したショーツやポロシャツ、なにより水着で開幕。それに続くのは、そこにスパンコールをたっぷりのせた、ゴージャスなアイテムたち。ここで、観客のボルテージは、早くも最高潮だ。

 トリコロールカラーのヤシの木、アメリカの古き良き時代をほうふつとさせるパステルカラーのストライプニットに続くのは、ブランドがそれに次ぐコアアイテムとしての確立を図るオーバーサイズのジャケットやデニムなど。いずれもスカイブルーやミントグリーンなどのパステルカラーに彩られ、清涼感たっぷりだ。その後は純白のリブニットで作る浜辺のリゾート、さらにはクロシェ編みで作ったドレスやタンクトップ、ボンバーズなど、ビーチパーティーにも着られそうな「シブリング」にしてはフォーマルライクなアイテムが続く。クロシェ編みのアイテムには、メンズでもサイドに花弁のようなフリルをプラス。マッチョなモデルが花柄でフリル付きのショーツやボンバーズを着るのだから、愛らしい。

 終盤は、ベルのような形をしたメッシュにニットや、そこにスパンコールを加えたアップリケを取り付けてボタニカルモチーフを描いたシリーズ。体をなでる柔らかなニットとは正反対の、体にフィットしないフォルムがユニークだ。デザイナーの2人は、「クラフツマンシップの結晶だから、これを着て、水の中にダイブしちゃダメ!」。最後までユーモアを忘れない。

LOOK

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