ビューティ
連載 齋藤薫のビューティ業界へのオピニオン

齋藤薫のビューティ業界へのオピニオン 「アンプリチュード」「イトリン」年内終了に思い知らされた、“ブランドは命あるもの”!

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 「WWDJAPAN」には美容ジャーナリストの齋藤薫さんによる連載「ビューティ業界へオピニオン」がある。長年ビューティ業界に携わり化粧品メーカーからも絶大な信頼を得る美容ジャーナリストの齋藤さんがビューティ業界をさらに盛り立てるべく、さまざまな視点からの思いや提案が込められた内容は必見だ。(この記事はWWDジャパン2023年3月27日号からの抜粋です)

齋藤薫/美容ジャーナリスト

齋藤薫(さいとう・かおる):女性誌編集者を経て独立。女性誌を中心に多数のエッセー連載を持つほか、美容記事の企画や化粧品の開発、アドバイザーなど広く活躍する


 一時的にまるで、ジャニーズの誰かが辞めた級の騒ぎとなったのが「『アンプリチュード』年内終了」の衝撃を受けてのツイッターの嵐。「困る!」「無理!」「私はどうしたらいいの?!」と切実な声が目立つ。派手な展開をするブランドではなかったが、競合がにわかには見当たらない“かっこいい大人美”を狙うコスメだけに「私のイチ推しブランドを奪うの?」的な、怒りのツイートが少なくないのだ。

 職人技を駆使し、いつもどこかに芸術的なニュアンスを漂わせるカラーパレットは早々に完売するほどの人気を博し、限定品が多いためにベストコスメにも選出できないという悪循環もありながら、強い存在感を放ったもの。ファンデーションや化粧下地が発売以来のベストセラーとなっていたのも、プロデュースしたのはあのRUMIKOさんだから。言うまでもなく「RMK」を立ち上げた時から、モノ作りのうまさには定評があった人である。

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