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阪急阪神百貨店の売上高が約3割増 22年4〜12月期

 エイチ・ツー・オー リテイリングの2022年4〜12月期連結業績は、小売業の売上高に相当する総額売上高が前年同期比29.6%増の7348億円、営業利益が同13倍の95億円、純利益が同15.3%減の110億円だった。百貨店事業を運営する阪急阪神百貨店の業績回復が増収と営業増益に大きく貢献した。

 阪急阪神百貨店の売上高は前年同期比29.4%増の3630億円。店舗別では、阪急本店が同33%増、博多阪急が同19.9%増、神戸阪急が同11.3%増と、大型店がけん引した。10〜12月の比較では、既存店の売上高合計がコロナ前の18年を2%上回った。免税売上高は10月の入国規制の緩和以降は上向いており、11、12月は18年の90%以上の水準まで回復した。

 足元業績は好調も、依然不透明な市場環境から通期業績予想は据え置く。23年3月期通期業績は、総額売上高9800億円、営業利益90億円、純利益110億円を見込む。


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