ファッション

「ヒロフ」「ヒロコハヤシ」「トフ&ロードストーン」の3社体制へ ワールドがレザーグッズ強化

 ワールドは、バッグなどのレザーグッズ事業を強化する。自社系の投資ファンドが出資するヒロフを通じて、「トフ&ロードストーン(TOFF&LOADSTONE)」を運営するT&Lの全株式を6月1日付で取得した。ヒロフ、ヒロコハヤシ、T&Lの3社体制によって調達、店舗開発、ECなどの連携を深め、アフォータブル・ラグジュアリー市場で成長を目指す。

 W&Dインベストメントデザイン、ワールド日本政策投資銀行が共同出資するW&Dデザインファンドを軸に、レザーグッズ事業を6月1日付で再編した。W&Dデザインファンドは、2019年3月に全株式を取得したヒロフへの追加投資を実施。同時にヒロフはワールド子会社のヒロコハヤシの全株式を譲り受けた。さらにヒロフはT&Lの全株式も取得した。それぞれの取得金額は明らかにしていない。

 3社はいずれもイタリア産や日本産の上質なレザーを使ったバッグや雑貨小物を扱う。ハンドバッグの中心価格は、「ヒロフ」が7万円前後、「ヒロコハヤシ」が4万5000円前後、「トフ&ロードストーン」が4万円前後。販路は「ヒロフ」が百貨店を中心に41店舗、「ヒロコハヤシ」が百貨店や路面店で7店舗、「トフ&ロードストーン」がセレクトショップへの卸売りとECとなる。3社の合計売り上げは30億円超。

 3社のトップを兼任することになった佐々木佳子社長は、各ブランドの4つの共通する強みをあげる。

 「一つは日本およびイタリアで作られる上質な商品であること。二つ目は定番が7〜8割を占めるため、定価を維持できていること。三つ目は全てオリジナルデザインで型紙を作り、金具まで独自に企画していること。四つ目はアフォータブル(手が届く)な適正価格で多くの人にリーチできること。同じようなブランドは他になく、海外市場を含めたポテンシャルは大きい。」

 ECがまだ手薄な「ヒロフ」、ブランドの世界観を見せるようなリアル店舗が少ない「ヒロコハヤシ」「トフ&ロードストーン」など、それぞれの課題に合わせてワールドのデジタルや店舗開発のリソースを注入する。素材調達や生産も連携することで、昨今のコスト高に対応する。物流、人事、財務といったワールドの機能も最大限に活用する。

 今回、新たに加わったT&Lは、04年にデザイナーの坂井一成氏が創業。レザーだけでなく、真鍮の金具にまでこだわったモダンなデザインが特徴で、セレクトショップなどで人気を集めてきた。

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