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「ザ シークレットクロゼット」「シクラス」創業者の小野瀬慶子がクリエイティブ・ディレクターを退任

 セレクトショップのザ シークレットクロゼット(THE SECRETCLOSET)とウィメンズブランド「シクラス(CYCLAS)」の創業者である小野瀬慶子氏が、両事業を運営するユア サンクチュアリーを5月末付で退職していたことが分かった。小野瀬氏は同社の代表取締役を務める傍ら、ザ シークレットクロゼットと「シクラス」のクリエイティブ・ディレクターを兼任してきた。小野瀬氏の夫で、同社の取締役最高財務責任者を務めていた龍花務氏も一緒に同社を退いた。理由は「一身上の都合」としている。

 ユア サンクチュアリーの後任代表取締役には、W&Dインベストメントデザインの福本太郎・社長が6月1日付で就任した。同氏は、ワールドと日本政策投資銀行が立ち上げた共同運営ファンド「W&Dデザインファンド」の運営しており、17年12月に同ファンドの投資の第1号としてユア サンクチュアリーに増資を行った。

 10月1日にパリ・ファッション・ウイークで予定されていた「シクラス」のファッションショーは中止し、今後もショー形式での発表は休止する。デザインは社内のデザインチームが手掛けていくという。

 ユアサンクチュアリーは、大手セレクトショップでファッション・ディレクターやバイヤーとしてキャリアを積んだ小野瀬氏が独立後06年に立ち上げた。翌年、神宮前にセレクトショップのザ シークレットクロゼットをオープン。16-17年秋冬にはショップ名を冠していたプライベートブランドを「シクラス」と改称し、海外の卸をスタートさせた。17年春夏からパリでプレゼンテーションを開始し、今年3月にはパリ・ファッション・ウイークの公式スケジュール上で初のファッションショーを行った。

 現在、ザ シークレットクロゼットは神宮前、二子玉川、六本木、丸の内、名古屋に5店舗運営しているほか、19-20年秋冬から「シクラス」の単独店舗出店も開始。8月7日に松屋銀座に開き、今月21日には伊勢丹新宿本店本館に開く予定だ。