ファッション

【サステナ隊長!向は先月何した】イベント再開続々、水原希子さんとトーク、そして霞ヶ関は結構アツかった

 今春は省庁関係の仕事や取材が多く霞ヶ関によく出没しました。省庁と聞くと近寄りがたいイメージかもしれませんが、官の立場からファッションビジネスを盛り上げようと本気で思っている関係者は大勢います。サステナビリティ・シフトは一個人、一企業、一産業ではなしえず、行政やNGOとのつながりで大きな渦をつくることが大切。結局は、人と人、情熱と情熱のかけ算ですよね。

3月25日(金)
経産省「ファッション未来研究会」の担当者取材

 昨年末に参加した経済産業省による有識者会議「これからのファッションを考える研究会」は活気のある会議でした。立場が異なる34人の議論は、白熱しすぎてヒヤヒヤする場面も。それだけ皆、本気なんですよね。この会議の音頭と舵を取り、報告書をまとめた井上さんに「なぜこんなに大変なことをやろうと決めたのか?」を聞きたく、インタビューをしました。インタビュー記事はこの記事の下にリンクがあるのでぜひ!

3月28日(月)
素材の専門家対談は深くて未来志向

 4月25日号の特集「サステナブルな素材って何?」用に素材の専門家をお招きして対談を行いました。サステナブルな素材の追求は、新しい可能性の追求だから話を聞いていてワクワクが止まりません。未来を一緒に作ろうよ、という気分です。

4月1日(金)
注目している「テルマ」の展示会へ

 新進ブランド「テルマ(TELMA)」の展示会へ。デザイナーは「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」で経験を積んだ中島輝道さん。生地へのこだわりが深く、色彩も魅力です。今季は紅葉や霜など秋から冬にかけての自然の色や光を取り入れたそうで「落ち葉はドライフラワーより生っぽいですよね」と聞いて、確かに。その繊細なニュアンスの表現がこちらです。こだわりを経て、最終的に「着てみたい」に仕上がっているところが素敵。反毛デニムや再生ポリエステルなども多く採用していますがそれは強調せず。

4月1日(金)
「デルヴォー」でおしゃれなケータリングをいただく

 最古のファインレザーグッズブランドと言われる「デルヴォー(DELVAUX)」の展示会会場は、空が近い東京エディション虎ノ門36階。ベルギーから届いた新作バッグはもちろん上質で親しみやすいもあります。ケータリングがヘルシー&おしゃれでした。

4月6日(水)
圧巻!京都で見る「カルティエ」ハイジュエリー

 4月はハイジュエリーの発表会ラッシュです。「カルティエ(CARTIER)」は京都市京セラ美術館で披露しました。宝石となる天然石はもちろん自然の一部なわけで、そこには目に見えない力があります。まさに圧巻!

4月7日(木)、8日(金)
ファッションワールドで山ほど収穫あり!

 ファッションの合同展示会「FaW TOKYO (ファッション ワールド 東京)」は今季も盛り上がっていました。「WWDJAPAN」のサステナビリティ・チームも2日をかけてサステナビリティゾーンのほぼすべてのブースを回りました。文字通りヘトヘトでランチのラーメンは全員替え玉付き。その分、出会いもたくさん、収穫もたくさんでした。

4月12日(火)
「ルイ・ヴィトン」×時計×タロット

 上野の東京国立博物館表慶館で開かれた「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のハイウォッチ&ハイジュエリーの展示会からぜひ紹介したいのがこちらの時計「タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピングアワー フォーチュン」です。時間を示す数字の代わりにタロットカードが配されています。こんなの見たことがない!このデザインをこの小さな時計の中に込めるとは。職人さんも作っていて楽しかっただろうな。

4月14日(木)
自民党の勉強会で10分トーク

 初体験。自民党の勉強会でファッション×サステナビリティについて話しました。持ち時間はたったの10分!資料を練って詰め込んだので、端的にお伝えできたはず。政治の力は大事です。

4月14日(木)
「ワランス」展示会で癒やされる

 「ワランス(WALANCE)」は草木染めによる優しい色が魅力。こちらの展示会にくると気持ちが優しくなります。

4月15日(金)
「ディースクエアード」は植物由来染料

 「ディースクエアード(DSQUARED2)」のカプセルコレクション“ワンライフ ワンプラネット(ONE LIFE ONE PLANET)”は植物由来の染料使いがポイント。この日、表参道ヒルズ店でお披露目でした。

4月20日(水)
閉店後の伊勢丹新宿で希子ちゃんとトーク

 伊勢丹新宿本店本館1階ザ・ステージは、ファッション界のセンターステージでもあります。ここでのイベントはどこのブランドも気合いが入ります。この日からイベントを開催した「コーチ(COACH)」は、地球環境に配慮した素材に焦点を当てた商品を揃えました。閉店後の人気のないステージで、同ブランドのアンバサダーでもある水原希子さんとトークを行い収録。希子ちゃんは筋が通ったとっても素敵な女性です。

4月21日(木)
目を凝らして見たい「シャネル」の手仕事

 4月はラグジュアリーブランドの職人仕事をたっぷり見た一ヶ月でしたが、「シャネル(CHANEL)」のメティエダール コレクションは職人仕事洋服編の頂点でしょう。写真2枚目にはこのジャケットの寄りカットがありますので手仕事による、すご技をご覧ください。こういう服をゴミ袋に入れて捨てるなんてぜっっっっったいにできません。ジュエリー同様、受け継がれてゆく服だと思います。

4月21日(木)
「クロエ」のリサイクルカシミヤはこちら

 サステナビリティ・ブランドの代名詞となっている「クロエ(CHLOE)」。2022-23年秋冬コレクションも環境や社会支援など様々な取り組みがなされています。こちらはリサイクルカシミヤを用いたケープ。ちなみに「クロエ」のホームページには、「何を持ってサステナビリティなのか」の具体的な説明が詳しく書かれています。たとえば、「カシミヤニットのウエアは60%以上がリサイクルを使用」など。数字で具体的に語ること、は信頼を得るために大切なことです。

4月22日(金)
ミヤシタパークの「グッチ」で遊ぶ

 「グッチ(GUCCI)」は5月31日まで、2022年春夏にあたる「グッチ・ラブ・パレード」コレクションの体験型イベント“グッチ ラブ パレード トーキョー”を渋谷のミヤシタパークで開催中です。文字通り体験型で、小さなテーマパークみたいで楽しいです。その中で、「あ、栗原類さん?」と思って近寄ったらマネキンでした。ちゃんちゃん。

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