ファッション

タフでセクシー! 今季はコルセットやビスチエが注目アイテム【徹底解説・2022-23年秋冬コレクションリポート】

有料会員限定記事

 2022-23年秋冬シーズンは、22年春夏に台頭した“女性性の解放”から一歩進み、“新たな女性性を探求”する流れが目立った。そのキーアイテムとして多くのブランドが取り入れたのが、現代的に再解釈したコルセットやビスチエだ。

 「バルマン(BALMAIN)」を率いるオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターは、胸元や肩にパディングを施したトップスを披露。防具とコルセットが一体になったかのような、タフでいてシックな作品は、モトクロス競技のギアに着想を得たという。また、金色のメタルプレートにふわふわとした素材を組み合わせたアイテムは、SF映画のような未来的な雰囲気を感じさせる。

 「ディオール(DIOR)」のマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターは、アメリカンフットボールの防具を想起させる肩パッドや甲冑のようなビスチエ、コートやワンピースの上からウエストラインをマークするコルセットなどを発表。これらのパーツには、体の湿度を管理し、必要な際に温めるシステムが搭載されているという。長い歴史を誇るメゾンならではのクラシカルな美しさに、革新的な技術を融合して機能性や防護機能を加えた。

この続きを読むには…
残り183⽂字, 画像24枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。