ビューティ

よしミチ姉弟がコスメをプロデュース 「ファンと近くでつながれる場所」を目指す新たな挑戦

 “よしミチ”の愛称でZ世代を中心に人気を集める姉弟モデルのミチとよしあきは、自身がプロデュースするコスメブランド「パースビューティー(PERSE BEAUTY)」の第1弾製品となる“ベルベットフィックスリップバーム”(全4色、各税込1680円)を3月3日から公式サイトで先行販売する。3月17日から全国のロフト・PLAZAなどで順次販売する予定だ。製品はベルベットのような柔らかいバームテクスチャーで、ソフトマットな仕上がりと肌になじむ透け感のある発色が特徴。時間が経っても自然な色味が続くティントタイプのリップスティックだ。

 同ブランドは、2人が新しい発信の場として昨年7月に立ち上げたクリエイティブスタジオ 「パース(PERSE)」からスタートしたコスメラインだ。 “PERSE”はラテン語で“&”を意味し、ファンとのコミュニケーションの場として最新の情報やプロデュース商品などを発信していくという。また、第2弾としてカラーコンタクトの発売も決定している。SNSの総フォロワー数250万人以上をかかえ絶大な影響力を持つ彼らが、なぜ今クリエティブスタジオを立ち上げたのか、製品に込めた思いやこだわりなどをミチとよしあきに聞いた。

WWD:クリエイティブスタジオ「パース」を立ち上げた経緯は?

よしあき:SNSだけでなく、自分たちが表現したいものを作ったり、僕達をもっと身近に感じたりしてもらえるような空間として「パース」を作りました。

ミチ:姉弟として2人で活動してこれたのは、応援してくださったみなさまのおかげ。「パース」はそんな人たちともっと近くでつながれる場所にしたいです。

WWD:SNSではなくクリエイティブスタジオを立ち上げた理由は?

ミチ:SNSだと発信できることに限りもありますし、それぞれのメディアのスタイルがあると思うので、私たちの表現や作りたいものをより分かりやすく発信するために新しく立ち上げました。今回のコスメを皮切りに、幅広くチャレンジしていきたいです。

WWD:「パース」の最初のプロジェクトにコスメラインを選んだ理由は?その中でもなぜリップだった?

ミチ:私が自分に自信を持つことができたり、好きになれたりしたきっかけがコスメでした。例えば顔にホクロがあったとして、コンプレックスに思う人もいれば、チャームポイントと捉える人もいます。自分のことを好きになれるかどうかは結局自分次第なので、少しでもその後押しがしたくてコスメにしました。最初に持ったコスメがリップで、化粧をしたことがなかった当時の私にとって、リップ1本塗るだけでこんなに変化があるんだ!というのが楽しくて。寝る時もリップを塗っていたくらい大好きでした(笑)。その時の変化や感動が忘れられなくて、最初のアイテムは一番思い入れのあるリップにしました。

よしあき:僕も中学生くらいからメイクを始めて、高校生のときはメイクしないと外出したくないくらいでした。最近では仕事でヘアメイクをしてもらう機会も増え、メイクをすると自分に自信がつくし、メイクは楽しい所に連れて行ってくれるなと改めて感じています。「パースビューティ」をスタートするのもすごく楽しみでした。メイクは技術が必要なので、僕も最初はベースメイクで顔と首の色が全然違ったり、ノーズシャドウを入れすぎちゃったり……。いろいろ失敗をしながら引き算も出来るようになったのですが、その中でもリップって塗るだけでかわいくなれて、一番簡単に自分に自信が持てるアイテムだと思います。

 少し前までは男性でメイクをしていると驚かれることが多かったのですが、最近ではメイクをしていると「そのリップどこの?」と聞かれるくらいメンズメイクは違和感のないものになってきていると感じます。だからメンズにも使えるようなカラーやテクスチャーを目指した「パースビューティ」は、性別に関係なく使ってほしいです。

WWD:製品でこだわった点は?

ミチ:発色とつけ心地の良さにこだわりました。最初は色味から調整していたものの、保湿効果やプランピング効果、ティント効果も追加していくうちに質感が硬くなってしまい、何度も調整して理想通りの発色と質感を追求しました。カラーは、肌なじみにこだわったニュアンスカラー4色を作りました。マットリップって“しっかりお化粧感”が出るイメージがあるのですが、鏡を見なくてさっと塗れて、どんなシーンでも使いやすいリップに仕上がりました。

よしあき:中身はもちろん、僕はお守りのように持ち歩いてほしいという思いを込めて、毎日手に取りたくなるようなパッケージのデザインにもこだわりました。それぞれのカラーによってパッケージが色違いになっています。あとは手ごろな価格もポイントで、学生でも手に取りやすい価格になるように頑張りました。

ミチ:私は中身の発色や質感、彼はパッケージにこだわりを発揮して、上手く役割分担した感じですね。2人で妥協なく作り上げました。

WWD: “ベルベットフィックスリップバーム”を使ったおすすめのメイクは?

ミチ:個人的に一番好きなカラーは“01 NUDE ROSE”ですが、おしゃれな雰囲気になれるブラウンがかったオレンジ“03 CHILI ORANGE”も男女問わずどんな人でも似合うはず。おすすめの使い方は、“01 NUDE ROSE”が全体に塗ったあと、唇の中心に“02 INNOCENT RED”を重ねるとじゅわっとにじみ出るような血色感のあるリップに仕上がります。リップとアイシャドウの色味を合わせたワントーンメイクもおすすめです。

よしあき:ブラウン系の“03 CHILI ORANGE”や“04 ALMOND BROWN”はスッピンにさっと塗ってもモードな雰囲気でおしゃれにきまると思います。“ベルベットフィックスリップバーム”は重ねて塗ればしっかり発色してカラーを楽しめるし、一度塗りで軽くティッシュオフすればより自然な発色になるので、塗り方次第でいろいろな楽しみ方ができます。性別や年齢関係なく、ボーダーレスに使ってほしいです。

WWD:製品とパッケージともにヴィーガン素材なのは、若い世代の環境問題に対する意識が高まっているから?

ミチ:“ベルベットフィックスリップバーム”はフランスのヴィーガン認証機関「EVE VEGAN」の認証を取得しています。環境問題について私たちもまだまだ勉強不足ではあるものの、できることは少しずつでも取り組んでいきたいです。“環境問題に興味を持っているのがおしゃれ”という風潮があるのは事実ですが、入り口はそれでもいいと思っています。身近なコスメから意識するきっかけになってほしいです。

WWD:今後「パース」を通じでどういった企画や発信を考えている?

ミチ:アクセサリーにも挑戦してみたいです。今回は日常をより素敵にしてくれるものがコンセプトでしたが、アクセサリーは“特別”をコンセプトに作りたいです。家族とおそろいのリングをしていたり、大切な友人とはアクセサリーを送り合ったりするくらい、私にとってアクセサリーは特別なつながりを感じさせてくれるものなので。

よしあき:直近では、カラーコンタクトの発売が決定しています。リップのように、手軽に取り入れられるものから作っていきたいと考えています。ゼロから物を作ることは大変でしたが、僕たちの愛情や熱意を込めて作ったものがみなさんの手に届くことが1つの“つながり”なので。僕はやっぱり発信することが大好きなので、作ることから発信までできる「パース」の今後を楽しみにしていてください。