ファッション

日本では8月20日から配信 新「ゴシップガール」主要メンバーのファッションスタイルを解説 

 アメリカでは「HBOマックス(HBO MAX)」で配信しているリブート版「ゴシップガール(GOSSIP GIRL)」が、日本でもU-NEXTで8月20日0時から配信される。2000年代に放送されたオリジナル版「ゴシップガール」はニューヨーク・アッパーイーストサイドの高校生のゴシップにあふれた生活を描き、その上流階級の登場人物が身につけるファッションが話題になったが、リブート版の衣装はストリートファッションなど現代のユースのスタイルを着想源にしている。

 新生「ゴシップガール」のスタイリングは、前作も手掛けた衣装デザイナーのエリック・デイマン(Eric Daman)が担当。デイマンは今作のキャストために200着以上の衣装を用意。おしゃれな私立高校の制服などオリジナル版のスタイルをほうふつとさせる衣装もありながら、Z世代の登場人物に合うように服装をコーディネートした。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「バーバリー(BURBERRY)」といった歴史あるブランドもスタイリングする一方で、「クリストファー ジョン ロジャーズ(CHRISTOPHER JOHN ROGERS)」「ラクワン スミス(LAQUAN SMITH)」「ボーディ(BODE)」といった新鋭ブランドも登場する。

 ここでは主要キャラクターのファッションスタイルの解説と、彼らが2021-22年秋冬コレクションを着ると仮定して、どのブランドのどのルックを選ぶかを予想してみた。

ジュリアン・キャロウェイ

  ジョーダン・アレクサンダー(Jordan Alexander)が演じるジュリアン・キャロウェイ(Julien Calloway)はオリジナル版のキャラクターに比べるとストリートとアスレジャーを掛け合わせたファッションスタイルが特徴だ。インフルエンサーのキャロウェイは「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のキャップ型のクロスボディーバッグや、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のダッドスニーカー、「シュッツ(SCHUTZ)」のクロコダイルレザーのニーハイブーツなどトレンドのアイテムを着用している。オリジナル版のブレアのカチューシャのようなアイコニックなアイテムに代わるのは、ステートメントバッグとカラータイツだ。

 ジュリアンのスタイルはリラックスしているが、ユニークでもある。私立高校の制服もオーバーサイズのシャツにバイカーパンツ、スニーカー、アクセサリーを合わせてカジュアルダウン。こうしたスタイルは「デレク ラム(DEREK LAM)」や「PH5」の21-22年秋冬コレクションにも見られた。学校ではカジュアルなキャロウェイだが、パーティーでは「ラクワン スミス」の体にフィットするメッシュドレスや「グッチ」のビジュートップスなど大胆なスタイルを好む。

ゾヤ・ロット

 ホイットニー・ピーク(Whitney Peak)が演じるゾヤ・ロット(Zoya Lott)は、郊外のバッファローから引っ越してきたばかりで、異父姉のジュリアンよりもカジュアルなスタイルだ。アクティビストでもある彼女は、黒人ビジネスを取り上げるサイト「ザ・メラニン・プロジェクト(The Melanin Project)」のリサイクルトートバッグなど、ファッションに自分の意見を潜ませることが多い。

 スタイリストのデイマンは「リファイナリー29(REFINERY29)」の取材で、ゾヤのファッションがオリジナル版に登場したジェニー・ハンフリー(Jenny Humphrey)と似ていると明かしている。グランジ的な雰囲気も取り入れるゾヤは、「アリス アンド オリビア(ALICE + OLIVIA)」「ディースクエアード(DSQUARED2)」「ジェイソン ウー(JASON WU)」「R13」の21-22年秋冬コレクションを好みそうだ。

オードリー・ホープ

 エミリー・アリン・リンド(Emily Alyn Lind)演じるオードリー・ホープ(Audrey Hope)は、ファッション業界で有名だった母親を持ち、前作のキャラクターのファッションに近いが今らしいツイストも加えている。学校ではオーバーサイズのニット、フェミニンなブラウス、ネクタイといったプレッピーなスタイルの彼女には、「アナ スイ(ANNA SUI)」「モンス(MONSE)」「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」「ディオール(DIOR)」の21-22年秋冬がぴったりだ。

アキ

 モデルでスケーターでもあるエヴァン・モック(Evan Mock)が演じるアキ(Aki)ことアケノ・メンジーズ(Akeno Menzies)は、これまでの「ゴシップガール」に登場する男子のスタイルとは違い、スケーターやストリートファッションを思わせるスタイルだ。彼には、「ディオール」メンズ、「ラコステ(LACOSTE)」 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」や「アディアム(ADEAM)」のジェンダーニュートラルライン「アディアム イチ(ADEAM ICHI)」の21-22年秋冬などで見られたオーバーサイズのグラフィックプリントアイテムが似合いそうだ。

マックス・ウルフ

 前作のチャック・バス(Chuck Bass)と比較されることが多いトーマス・ドハティ(Thomas Doherty)が演じるマックス・ウルフ(Max Wolfe)は、クラシックなスーツを着用することが多い。セクシュアリティにオープンなマックスは明るいカラーのスーツやレースシャツ、カラフルな生地など、ジェンダーフリュイドなファッションだ。そんなマックスなら「ベルルッティ(BERLUTI)」「ボーディ」「グッチ(GUCCI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」などのさまざまなルックを着こなすことができるだろう。

ケイト・ケラー

 第1話でコンスタンス・ビラード学園の教師、ケイト・ケラー(Kate Keller)の肩書きが「ゴシップガール」だったのはファンを驚かせた。タヴィ・ゲヴィンソン(Tavi Gevinson)演じるケイトは、上流階級の生徒から見下される立場にあり、普通の生徒には好評そうなニュートラルな色合いと、クラシックなシルエットのアイテムを選ぶことが多い。彼女は「アーデム(ERDEM)」「スタウド(STAUD)」「ヴェロニカ ビアード(VERONICA BEARD)」「トリー バーチ(TORY BURCH)」のコレクションルックから、襟付きのシャツやテイラードパンツなどクラシカルなアイテムを好みそうだ。

モネ・デ・ハーン

サヴァンナ・リー・スミス(Savannah Lee Smith)が演じるモネ・デ・ハーン(Monet de Haan)は、アッパーイーストサイドの上品なスタイルにダウンタウンならではのエッジを加えたファッションを着こなす。黒と白のチェックや千鳥格子のツイードジャケット、コルセットトップスを好んで着ている彼女には、「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」「アリス アンド オリビア」「シャネル(CHANEL)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックが似合いそうだ。

ルナ・ラ

 ザイオン・モレノ(Zion Moreno)演じるルナ・ラ(Luna La)のファッションスタイルもオリジナル版のキャラクターと似ている。フェミニンなブラウスやスカート、「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「バーバリー」といったハイブランドの派手なロゴアイテムを好む。彼女のファッションスタイルにマッチしそうなルックは、「アリス アンド オリビア」「ヴァレンティノ」「セルフ-ポートレート」「バーバリー」の21-22年秋冬コレクションで見つかるだろう。

オビー

 イーライ・ブラウン(Eli Brown)演じるオビー(Obie)ことオットー・バーグマン4世(Otto Bergmann IV)は、この友人グループの中でも飛び抜けて裕福だが、ボランティア活動にも熱心な慈善家でもある。オビーのファッションスタイルはシンプルで控えめ。しかし手の込んだぜいたくなアイテムで構成されている。ニットやタートルネック、カジュアルなスーツなどオビーのスタイルにぴったりなアイテムは「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「フレーム(FRAME)」「サンドロ(SANDRO)」「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」のコレクションで見つけられそうだ。

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