サステナビリティ

環境省がアパレル産業の環境負荷、初の調査へ タスクフォースも結成 小泉大臣が旗振り役

 環境省はサステナブルなファッション産業実現に向けて本格的に動き出した。まずは、日本国内のファッションに着目したデータがほとんどないことから、ファッション産業が環境に与える影響をサプライチェーンの各段階で調査する。衣服の供給量や消費量、古繊維の回収量、サプライチェーンにおける各段階の環境負荷(CO2排出量、水資源管理、汚染防止・管理、廃棄物管理、自然資源管理など)を全国の企業や関係機関など約20カ所に聞き取りし、推定する。加えて、国内外の好事例の情報収集も行い、環境への負荷を軽減するために、消費者、国内企業、自治体、国などがどのような対応策を取り得るのかの報告書を今年度中に作成する。

 小泉進次郎環境大臣はかねてから、ファッション産業は国際的にも環境への負荷が大きいと指摘されていることから「ファッション抜きに日本のカーボンニュートラルを2050年までに実現することはできない」といい、「ファッションに無関心な人はいても無関係な人はいない。ファッションの問題に取り組むことで日本全体のライフスタイルをより脱炭素型、カーボンニュートラルに向けていくことが大事だ」と語っていた。環境省は9月、27人から成る「ファッションと環境」タスクフォースを立ち上げている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。