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ヘパリン類似物質配合製品が続々誕生 King & Prince永瀬廉を起用したCMも

 ここのところ、ヘパリン類似物質を配合した商品が続々登場している。医療機関で処方される医療用保湿剤「ヒルドイド(成分名:ヘパリン類似物質)」を美容目的で使う人が急増し、社会問題になったことが発端ではあるが、乾燥が気になるこれからの季節、手軽に手に入る最適なアイテムとして人気を集めている。

 ここでは市販されている5ブランドを紹介。人気タレントをCMで起用するブランドも今、話題だ。冬に向けて、乾燥肌やマスク荒れ、さらには肌の潤いを感じたい人は必見。

マツモトキヨシ「ヒルメナイド」

 「ヒルドイド」の利用問題にいち早く動きを見せたマツモトキヨシホールディングスは、18年9月、ヘパリン類似物質を配合した第2類医薬品の皮膚疾患薬「ヒルメナイド油性クリーム」(50g、1186円)を、プライベートブランド「マツキヨ(MATSUKIYO)」から発売した。「今後の医療費圧迫の推移によっては、処方制限によりヘパリン類似物質含有クリームを本当に必要とする患者さんの不利益になってしまうことが危惧される」と、類似クリームの開発に着手。同商品は発売と共にSNSで話題になり、発売後3日で供給が困難になったほど注目を集め、その後も買い求める人が後を絶たなかった。

 翌年の19年6月には、べたつきを気にせず夏でも使いやすい乳液タイプの「ヒルメナイドローション」(第2類医薬品。50g、1186円)、20年9月にはさっぱりタイプの「ヒルメナイドローションライト」(第2類医薬品。100g、1980円)が“ヒルメナイド”シリーズに仲間入りした。今後もラインアップを拡充していく予定だ。

大正製薬「アドライズ」

 大正製薬からは、保湿と美白を同時にアプローチするスキンケアブランド「アドライズ(ADRYS)」が19年5月にデビューした。製薬会社として長年の研究から培ったノウハウやデータ、そして20年前から着目していたヘパリン類似物質による“保湿”とプラセンタによる“美白”にこだわったブランドとして誕生した。

 同ブランドの洗浄シリーズは、肌を優しく洗い上げるアミノ酸を配合しており、クレンジングミルク、洗顔フォーム、洗顔せっけんをそろえる。洗顔後のスキンケアにはアルコールやオイルフリーの薬用化粧水と薬用クリームをラインアップする。価格帯は1000〜7500円。

健栄製薬「ヒルマイルド」

 アルコール消毒薬などを展開する健栄製薬は、20年6月に「ヒルマイルド」の販売をスタートした。ヘパリン類似物質を0.3%配合した第2類医薬品で、クリームとローション(各1550円)をラインアップする。CMにはジャニーズ事務所のアイドルグループ、King & Princeの永瀬廉を起用。9月から放送しているTVCMはSNSでも話題だ。

コーセーマルホファーマ
「カルテ ヒルドイド」

 コーセーとマルホの合弁会社であるコーセーマルホファーマからは20年9月、高保湿スキンケア「カルテ ヒルドイド」(全6品、500〜2700円)がデビューした。「カルテ ヒルドイド」ラインは、“肌あれしやすい乾燥肌も使うたび潤い向上”をコンセプトに、成分を補うだけではなく肌が自ら潤いを作り角層内に溜めておける肌を目指している。

 化粧水、乳液、クリーム、オールインワンゲルをそろえる同ラインの特徴は、1.肌の保水に大切な“潤い構造”に働きかける、マルホが保有する保水有効成分「ヘパリン類似物質HD」を全品に配合。2.ナノカプセル化技術を応用した潤い浸透カプセルや、肌に水分を抱え込む製剤技術などコーセーの技術と研究を凝縮した全方位アプローチの処方。3.肌に優しい使い心地。なお、マルホが医薬部外品向けに保水有効成分を他社に供給するのは初。今後は、乾燥ケアやニキビケア、シミケア、エイジングケアの対応に取り組む予定だ。

アンファー「ナチュラブルプラス」

 アンファーは20年9月、新ブランド「ナチュラブルプラス」を立ち上げ、第一弾製品として日本初の泡で出てくるヘパリン類似物質配合OTC医薬品(処方せん不要で購入できる医薬品)「ナチュラブルプラス ヘパフォーム」(180g、4500円)をブランドサイト「アンファーストア」で販売を開始した。同製品は乾燥による肌トラブルケアに最適な乾燥性皮膚疾患治療薬で、赤ちゃんから大人まで幅広い世代に使用できる。

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