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新型コロナの影響でシチズン時計が「バーゼル・ワールド2020」出展取り止め

 シチズン時計は、出展を予定していた世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2020」への不参加を発表した。「新型コロナウイルスの感染が広がり、公衆衛生上のリスクが高まる状況を踏まえての決定」としている。同見本市については、4月30日から5月5日という会期の遅さや費用対効果を理由に、セイコーウオッチとカシオ計算機が出展を見送っており、これで国内時計メーカー“御三家”全てが出展しないことになった。なおシチズン時計が08年に買収した、1875年創業のアメリカの時計ブランド「ブローバ(BULOVA)」も出展しない。

 ミシェル・ロリス・メリコフ(Michel Loris Melikoff)「バーゼル・ワールド」マネジングディレクターは、「シチズン時計と『ブローバ』は1986年から『バーゼル・ワールド』に参加しており、今回の決定をとても残念に思う。ただし、21年にはここに帰ってきてくれると約束してくれた」とコメントした。また竹内則夫シチズン時計・常務取締役は、「われわれは『バーゼル・ワールド』を強力にサポートし続ける。そして時計業界全体を結び付ける同見本市の重要性を信じている」と述べた。

 さらにロリス・メリコフ=マネジングディレクターは、「われわれは『バーゼル・ワールド2020』の準備に注力する。予定通りの会期で行い、新たな企画やフォーマットを発表できることを楽しみにしている。新型コロナウイルスについては、保健当局と共同で引き続き監視していく」と話した。

 シチズン時計と「ブローバ」は今年、それぞれの国と地域でイベント等を行い、「バーゼル・ワールド」不参加を補う予定だ。