ファッション

2015年に240周年を迎える「ロイヤル コペンハーゲン」のヒストリアンが語る その変わらぬ魅力

 デンマーク発ファイン・ポーセリンブランド「ロイヤル コペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)」は今年5月1日、開窯240周年を迎える。それを記念し同ブランドは4月6日、ワークショップおよびレセプションを開催。このイベントのために来日したロイヤル・コペンハーゲン本社でヒストリアンとして活動するスティーン・ノットルマンにアイコニックなシリーズ“ブルーフルーフルーテッド(BLUE FLUTED)”の歩みについて聞いた。

 「デンマークのほぼすべての家庭に“ブルーフルーテッド”がある」とロイヤル・コペンハーゲン本社でヒストリアンを務めるスティーン・ノットルマンは語る。“ブルーフルーテッド”は透明感のある白地にブルーの繊細な模様を描いたシリーズ。日本でも、そのピュアで可憐な趣で大人気だ。「開窯当時からほとんど変わっていないこのパターンは、もともと中国の磁器に描かれていたもの。ポーセリンは17世紀に東洋から西洋に入ってきた。当時のヨーロッパのメーカーは中国の磁器のパターンもコピーするしかなかった」とノットルマン。磁器を持つことは当時ヨーロッパの王室にとってとてもプレステージの高いことだった。また、ヨーロッパ内で磁器の生産をすることにより輸送費をカットできるため、ビジネスになると見込み生産を始めるメーカーも多く、ヨーロッパの磁器生産は黎明期を迎える。ノットルマンは「その頃、ヨーロッパの至るところでコーヒーや紅茶、ホットチョコレートを飲む文化がスタートし、それを飲むための新しい食器=カップが必要になった。磁器メーカーは東洋のパターンのコピーからオリジナルのパターンへ移行を始めるなど、様々なことが起こっていた」と話す。

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