
記録的な熱波に見舞われた2027年春夏メンズ・ファッション・ウイーク。提案の中心となったのは、引き続き日常着やステイプル(定番アイテム)をベースにしたスタイルだ。春夏らしいバカンスや旅の開放的なムードも感じられたが、それ以上に価値観をアップデートする2つの意味での「解放」が印象に残った。(この記事は「WWDJAPAN」2026年7月27日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
際立つ軽やかなテーラリングの追求
ルールや堅苦しさからの「解放」
1つ目は、メンズワードローブの核となるテーラリングの「解放」だ。この数年、厳しさを増す夏を見据えてシアーシャツやショーツなどの打ち出しは増えてきたが、今季は特にテーラードジャケットやスーツでも軽やかさの追求が顕著だった。肩パッドや芯地、裏地を省いたアンコン仕立てを筆頭に、柔らかでリラックス感のあるシルエットに仕上げたり、ドライな触感のリネンや薄手のシャツ地を用いたり、清涼感のある色を取り入れたり、テイストミックスのスタイリングやアクセサリー使いを生かしたり。着こなしのルールが多く、堅苦しいイメージも強い伝統的なテーラードスタイルを解き放つことで、エフォートレスなエレガンスがさらに広がった。
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