三陽商会の2026年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比4.0%減の259億円、営業損益が4億9900万円の赤字(前年同期は2億1300万円の赤字)、純損益が5億5500万円の赤字(同2億9900万円の赤字)だった。営業損益の赤字幅は従来予想よりも悪化した。春夏物のプロパー商戦の終盤にあたる6月が天候不順に不発で終わったことが響いた。
東京都心の6月の天候は、同月の降雨量として観測史上歴代3番目の長雨だった。売上高は第1四半期(3〜5月期)が前年同期比1%増と堅調だったものの、6月の9%減が打撃になって第2四半期(6〜8月)は9%減と低迷した。セールの抑制とプロパー販売の強化によって7〜8月の粗利益率は改善させたが、6月の低迷を埋めることはできなかった。
6日の決算説明会に登壇した平林義規社長は「天候に左右されないビジネスモデルを確立したいと考えるものの、実際にはなかなか難しい」と課題を認めた。一方で9月の売上高は11%増を記録した。長雨が続いたものの、気温低下によって秋冬物の動きが例年よりも早いという。
通期(27年2月期)の業績予想は据え置き、売上高600億円(前期比2.7%増)、営業利益21億円(同61.7%増)、純利益40億円(同2.3%減)とした。秋立ち上がりの気温低下を受け、得意とするコートなどの重衣料で巻き返しを図る。平林社長は「(3〜8月期の実績を踏まえると)チャレンジングではあるが、MDやプロパー販売も改善されており達成は可能」としている。