日本発ドクターズブランド「ドクターシーラボ(DR.CI:LABO)」は8月17日、ピーリング美容液“クリニピールエッセンス”(30mL、5500円)を発売する。角質・角栓ケアを同時にかなえる新美容液を投入し、年10%超で成長を続ける角質ケア市場の需要獲得を目指す。
“クリニピールエッセンス”は、2月に発売した日焼け止め“クリニシールドUV”に続く“クリニ”シリーズの第2弾。美容医療のケミカルピーリングに着想を得ながら、毎日使えるやさしさを追求。従来の“取り去る”ケアに、“育てる”発想を加えた“肌育ピーリング”を提案する。
独自処方「クリニピールテクノロジー」を搭載し、古い角質にアプローチする「マンデル酸(AHA)」と、潤いを与えながら角層状態を整える「グルコノラクトン(PHA)」、肌のバリア機能をサポートする「パンテノール」の3つのキー成分を組み合わせることで、肌表面のざらつきを整え、角栓が滞りにくい滑らか肌へ導く。
坂野英恵ブランドマーケティング・ブランドマネジメント・アシスタントマネジャーは、「刺激を抑えながら高い効果を求めるお客さまに届けたい」と強調。皮脂過剰による毛穴の開きやニキビに悩む20代をはじめ、ブランドのボリュームゾーンである30~40代のミドル層にも訴求していく。
ピーリング需要の高まりに着目 “肌育”で差別化
開発の背景には、拡大を続ける角質ケア市場がある。ブランドによると、スキンケア市場全体が年約3%で伸長する一方、角質ケア市場は年10%以上で成長しているという。毛穴や角栓、ごわつきなどの悩みを抱える生活者が増えているほか、美容医療のケミカルピーリングへの関心も高まっているという。
ただ、ケミカルピーリングは高い効果が期待できる反面、施術後の赤みが出やすいなど日常に取り入れるにはハードルが高いと感じる生活者も少ない。こうしたニーズと課題を踏まえ、自宅で継続できる角質ケアとして開発したのが “クリニピールエッセンス” だ。坂野アシスタントマネジャーは、「角質ケアは強い作用を持つ成分で差別化が進んでいるが、私たちは高い効果と毎日使える安心感を両立した」と述べる。
日本市場に完全フォーカス
“クリニ”シリーズは日本市場への投資を強化するドクターシーラボの戦略とも連動する。
米増恭子・ブランドマーティング・マーケティングディレクターは、昨年発表した運営会社ケンビュー(KENVUE)とキンバリー・クラークの事業統合に伴うブランド戦略の見直しに触れ、「ドクターシーラボは今後日本市場に完全にフォーカスする」と説明した。これまでシンガポールのリージョンチーム主導で、中国市場も見据えた商品開発を進めてきたが、今後は日本主導の体制へ移行。商品開発からコミュニケーションの設計まで、日本人の肌ニーズに寄り添った提案を強化していく方針だ。
日本市場への投資強化の一環として、マーケティング施策も拡充する。ブランドアンバサダーとして5人組ボーカルダンスユニットM!LKの佐野勇斗を起用し、認知拡大を目指す。主力の“VC100”シリーズでは、新たな販促キャンペーンを展開するほか、“クリニ”シリーズの育成を強化する。米増ディレクターは、「日本市場のトレンドを捉え、新商品の販売拡大を目指す」と意欲を燃やす。