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大手百貨店4社の5月度は約1割増収 インバウンド復調が後押し

三越伊勢丹、高島屋、大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店の大手百貨店4社は1日、2026年5月度の売上高速報を発表した。各社の業績はおしなべて1割程度の増収。堅調な国内顧客とともに、インバウンドの復調が業績を押し上げた。

前年同月比15.1%増と、4社中最高の増収率となったのは阪急阪神百貨店。国内顧客は同約1割増、インバウンドは同約2割増。旗艦店である阪急本店の国内顧客売上高は5カ月連続で過去最高を更新した。中でも特選ブランドなどが売り場を構える5、6階「インターナショナルブティックス」は同約50%以上の伸長率となり、全体をけん引した。

三越伊勢丹の国内百貨店計は前年同月比8.6%増。インバウンド売上高は同17.8%増と、4月度に続き二ケタ増となった。国内・インバウンドともに買上客数は前年を下回った一方、客単価は国内が同13.6%増、インバウンドが同11.4%増(いずれも首都圏既存店計)と上昇。顧客のID化とターゲティングによる"個客"戦略が、一客当たりの買上点数増や高単価商品の購買につながっている。商品カテゴリー別では美術・宝飾・貴金属が同22.1%増と飛躍的に伸びた。

高島屋は前年同月比12.1%増。インバウンドは同20.1%増だった。気温上昇に伴い夏物衣料・雑貨が動き、食料品催事も堅調だった。大丸松坂屋百貨店は微減収となったものの、大丸梅田店が改装に伴う売場縮小で同約4割減となった影響が大きい。同店のマイナスを除く売上高は同8.2%増と好調で、インバウンドも同16.4%増と伸長した。客数は前年同月を下回ったものの、ラグジュアリーブランドの好調で客単価は大幅に上昇した。

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