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「ユークス」再生計画 ラグジュアリーEC「マイテレサ」運営会社傘下で構造改革進む

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昨春、親会社がコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)から、ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ(MYTHERESA)」を運営するリュクスエクスペリエンス B.V.(以下、リュクス)に変わった、ラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)。新体制のもと、「マイテレサ」を中核とするラグジュアリーと「ユークス」のオフプライスの2軸にかじを切る。まずは「ユークス」が新たなビジュアルアイデンティティーを公表し、再スタートを切った。昨年着任したミルコ・ノビリ(Mirko Nobili)最高経営責任者(CEO)がビジョンを語った。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月6日号からの抜粋です)

2024年のイギリス「マッチズ(MATCHES、旧マッチズファッション)」の破綻や高級EC「ファーフェッチ(FARFETCH)」の事業売却など、ここ数年はラグジュアリーECを巡る再編が加速している。YNAPも同様に、ウィメンズの「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」とメンズの「ミスターポーター(MR. PORTER)」、キッズを含むハイブランドをそろえるオフプライスの「ユークス(YOOX)」、アウトレットの「アウトネット(THE OUTNET)」の4つのECサイトを運営していたが、リシュモンが売却先を探した結果、競合だった「マイテレサ」運営会社の傘下となった。この取引で、リシュモンは5億5500万ユーロ(約1016億円)のキャッシュを持つYNAPを、リュクスが発行する新株の33%と引き換えに譲渡。これを機に、買収したMYTネザーランズ ペアレント B.V.(MYT NETHERLANDS PARENT B.V.、当時)はリュクスに社名変更し、グループの組織再編を図った。「ユークス」のトップには昨年、YNAPのグローバル・オペレーション・ディレクターを5年間務めたノビリCEOが就任。赤字経営をリセットするべく、新たな構造改革が始まった。

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