
「アンセルム(ANCELLM)」は3月16日、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で2026-27年秋冬コレクションを神奈川県にある元銀行建築のバンクパーク ヨコハマ(BankPark YOKOHAMA)で発表した。都心から少し離れた立地ながらも、会場には多くのファション業界関係者やKOLらが集まり、ブランドへの注目度の高さが伺えた。
「視点を変えた経年変化の提案」をコンセプトにする同ブランドがショーを行うのは、今回が2度目。水彩画のような滲みを表現したデニムなど、これまでにやったことない素材の加工を多くの試験を通してアイテムに落とし込んだ。
会場に集まった来場者は、アースカラーや経年変化を感じさせるフェードカラーをメインとしたスタイリングが目立った。質の良い素材の重みを活かした、重心の低いリラックスシルエットが主流だ。一方で、個性的なメガネやキャップ、ベレー帽などを取り入れることで、ルーズなシルエットを引き締めるバランス感覚も光った。刺し子のパッチワークジャケットの上にデニムベストを重ねたスタイルや、アウターの裾から切りっぱなしのインナーを覗かせるスタイルなど、巧みにレイヤードを楽しむ姿も多く見受けられた。足元は「グイディ(GUIDI)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のアイコニックな“タビ”など、長年愛用できるレザーシューズの着用率が高かった。
PHOTOS:RYUSEI MORIKAWA