そろそろ冬のコートをしまう時期が来ました。皆さんは、「衣替え」、はたまた「断捨離」、どちら派でしょうか。両方、でしょうか。私は晴れた休日に、音楽をかけながら、一杯ひっかけつつ衣替えをするのが好きです。でも、服をゴミ袋に入れる気には、なかなかなれません。
「断捨離」という言葉はやましたひでこさんが2009年に著書で提唱した造語で、もともとは単なる「捨てる」行為ではなく、物への執着から離れるという深い哲学でした。それが広まる過程で「衣替え=断捨離=ゴミ袋」という短絡的なイメージに接続されがちになっています。
衣替えは、千年続く日本独自の「循環文化」
一方、衣替えのルーツは、平安時代の宮中行事「更衣(こうい)」にあります。 旧暦の4月と10月に装束を替え、季節の移ろいを公に寿(ことほ)ぐ=祝う儀式でした。 それが武家社会を経て、着物を「洗い張り」しながら大切に受け継ぐ習慣へと繋がっていったそうです。
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