
ヤーマンは13日、2028年を最終年度とする中期経営計画を見直し、目標値を引き下げた。事業環境の変化や進捗を踏まえ、計画期間を2026年12月期から28年12月期までとする新たな中計を策定した。
同社は23年6月に公表した計画で、最終年度の28年4月期に売上高700億円、営業利益70億円以上の達成を目標としていた。しかし国内では美容機器市場の成長を背景に競争が激化。ブランドやマーケティング戦略の一貫性を欠いたほか、販売チャネルに応じた営業体制の弱さなどの課題が浮き彫りとなった。
海外では、法規制の変更によるビジネス環境の変化や、地政学リスクの拡大や中国市場の変調で需要が減退。こうした状況から、当初計画の達成は困難と判断した。
同社は決算期を12月期に変更した新たな期間で戦略を再構築する。国内では新技術を生かした独自性の高い製品開発を強化するほか、BtoCでの新規顧客の獲得や既存販売先の深耕を進める。海外では中国でのパートナー戦略を見直すとともに、米国事業の収益力向上や新規進出エリアの拡大を図る。
新たな計画では、26年12月期から28年12月期までを対象とし、最終年度の目標を売上高500億円(国内300億円、海外200億円)、営業利益は50億円以上(営業利益率10%以上)、ROE(自己資本利益率)は15%以上とした。
なお、25年12月期の連結業績(通期)は、売上高が172億円、営業損益が71億円の赤字、純利益が11億円の赤字だった。同社は同期から決算期を変更しており、25年5〜12月期の8カ月の変則決算となる。