世界で7億1300万人以上が利用するオーディオストリーミングサービスのSpotify(スポティファイ)は、今年のリスニングデータから2025年を振り返る各種ランキングを発表した。
世界で最も再生された楽曲&アーティスト
世界で最も再生された楽曲
2025年に世界で最も聴かれた楽曲は、レディー・ガガとブルーノ・マーズによる「Die With A Smile」。スター同士のコラボが24年のリリース時から大きな話題を呼び、ロングヒットを記録。そのほか、ビリー・アイリッシュの「BIRDS OF A FEATHER」、ROSÉとブルーノ・マーズによる「APT.」、アレックス・ウォーレン(Alex Warren)の「Ordinary」、そしてHUNTR/X(ハントリックス)の「Golden」などが上位にランクインした。「Golden」は、アニメ「KPop Demon Hunters」の関連楽曲で、アニメの大ヒットと共に25年のグローバルチャートを象徴する1曲となった。
世界で最も再生された楽曲
1. レディー・ガガ、ブルーノ・マーズ / Die With A Smile
2. ビリー・アイリッシュ / BIRDS OF A FEATHER
3. ROSÉ、ブルーノ・マーズ / APT.
4. アレックス・ウォーレン / Ordinary
5. バッド・バニー / DtMF
6. ソンバー(sombr) / back to friends
7. HUNTR/X / Golden
8. ケンドリック・ラマー、SZA / luther (with sza)
9. グレイシー・エイブラムス(Gracie Abrams) / That 's So True
10. ビリー・アイリッシュ / WILDFLOWER
世界で最も再生されたアーティスト
アーティスト部門では、今年最も再生されたのはバッド・バニーだった。19年から22年まで3年連続で本部門1位を獲得したあと、2年連続でテイラー・スウィフトに首位を譲ったが、3年ぶりに首位を奪還。ラテン音楽のグローバルな浸透と共に、自身の楽曲のみならずアルバム単位での再生数も大きく伸ばしている。2位にはテイラー・スウィフト、3位にはザ・ウィークエンドが続き、ケンドリック・ラマーやアリアナ・グランデ、ブルーノ・マーズといったトップアーティストが上位を占めた。
世界で最も再生されたアーティスト
1. バッド・バニー
2. テイラー・スウィフト
3. ザ・ウィークエンド
4. ドレイク
5. ビリー・アイリッシュ
6. ケンドリック・ラマー
7. ブルーノ・マーズ
8. アリアナ・グランデ
9. アリジット・シン
10. フォルサ・レヒダ(Fuerza Regida)
世界で最も再生されたアルバム
世界で最も再生されたアルバム
1. バッド・バニー / DeBÍ TiRAR MáS FOToS
2. KPop Demon Hunters Cast, HUNTR/X,Saja Boys / KPop Demon Hunters(Soundtrack from the Netflix Film)
3. ビリー・アイリッシュ /HIT ME HARD AND SOFT
4. SZA / SOS Deluxe: LANA
5. サブリナ・カーペンター / Short n' Sweet
6. レディー・ガガ / MAYHEM
7. Alex Warren - You'll Be Alright, Kid(Chapter 1)
8. Morgan Wallen / I'm The Problem
9. ケンドリック・ラマー / GNX
10. バッド・バニー / Un Verano Sin Ti
日本国内で最も再生された音楽&アーティスト
国内で最も再生された楽曲
25年に国内で最も再生された楽曲は、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」だった。昨年4月リリース以来、安定して高い再生数を保ち続け、昨年の2位から一つ順位を上げて、彼らにとってこの部門初の1位に輝いた。続く2位に「ケセラセラ」、3位に「青と夏」、4位に「Soranji」が続き、さらに「ダーリン」「クスシキ」「点描の唄」など、計7曲がトップ10にランクインした。一方、Number_iが「GOD_i」で5位にランクインし、力強いダンスパフォーマンス力で支持を拡大。サカナクションは、配信リリース日最多再生記録を更新したことで話題を集めた「怪獣」が6位となった。Jimin(BTS)は「Who」で10位に入り、グローバルな人気を背景にK-POPソロアーティストとしての存在感を国内でも証明した。
国内で最も再生された楽曲
1. Mrs. GREEN APPLE / ライラック
2. Mrs. GREEN APPLE / ケセラセラ
3. Mrs. GREEN APPLE / 青と夏
4. Mrs. GREEN APPLE / Soranji
5. Number_i / GOD_i
6. サカナクション / 怪獣
7. Mrs. GREEN APPLE / ダーリン
8. Mrs. GREEN APPLE / クスシキ
9. Mrs. GREEN APPLE / 点描の唄
10. Jimin / Who
国内で最も再生されたアーティスト
国内で最も再生されたアーティストは、3年連続でMrs. GREEN APPLE。同グループはSpotify Japanのトップアーティストチャートにおいて、1503日以上連続でデイリー1位を維持しており、25年も年間を通じて圧倒的な人気を保ち続けた。2位にはback numberがランクイン。「ブルーアンバー」などの今年のリリースに加え、数々の代表曲が年間を通して聴かれ、アーティスト人気をストリーミングでも不動のものにしている。3位にはアニメ作品との高い親和性により「IRIS OUT」「JANE DOE」が大ヒットした米津玄師が登場。特に「IRIS OUT」は日本国内のデイリー再生数歴代最多記録を何度も更新する偉業を達成し、年後半に順位を大きく押し上げた。続く4位以下にはVaundy、Number_i、RADWIMPS、藤井風、あいみょん、Official髭男dism、ヨルシカがランクインした。
国内で最も再生されたアーティスト
1. Mrs. GREEN APPLE
2. back number
3. 米津玄師
4. Vaundy
5. Number_i
6. RADWIMPS
7. 藤井風
8. あいみょん
9. Official 髭男dism
10. ヨルシカ
国内で最も再生されたアルバム
1. Mrs. GREEN APPLE / Attitude
2. Mrs. GREEN APPLE / ANTENNA
3. Number_i / No.I
4. Vaundy / replica
5. Vaundy / strobo
6. Number_i / No.Ⅱ
7. 米津玄師 / LOST CORNER
8. back number / ユーモア
9. 藤井風 / LOVE ALL SERVE ALL
10. back number / スーパースター
国内で最も発見されたアーティスト
今年、新設された「国内で最も発見されたアーティスト」部門。同部門は、今年日本で多くのユーザーに新しく聞かれたランキング。25年、国内で最も発見されたアーティストはHANA。デビュー以来数々の楽曲をヒットチャートの上位に送り込んできたHANAは、強いメッセージ性と個性豊かなメンバーの魅力で今年の音楽シーンを席巻し、多くの新規リスナーを獲得した。2位のCUTIE STREETは、代表曲「かわいいだけじゃだめですか?」に象徴される新たなな“KAWAII”像を発信して支持を拡大。HANAとは違った角度からの自己肯定感をテーマにした表現で、同世代の同性リスナーの共感を呼ぶ存在となっている。アイナ・ジ・エンドは7月のリリース以来、国内外で多くの支持を集めた「革命道中 - On The Way」のヒットによりリスナーベースを広げ、5位にランクインした。
国内で最も発見されたアーティスト
1. HANA
2. CUTIE STREET
3. サカナクション
4. Mrs. GREEN APPLE
5. アイナ・ジ・エンド
6. 幾田りら
7. ROSÉ
8. timelesz
9. 米津玄師
10. AKASAKI
国内で最も再生されたダンス&ボーカルグループ
こちらも今年から新設された「国内で最も再生されたダンス&ボーカルグループ」。25年に国内で最も再生されたダンス&ボーカルグループはNumber_iで、2位以下にはBE:FIRST、TWICE、BTS、HANA、嵐、Stray Kids、JO1、TOMORROW X TOGETHER、aespaがランクイン。推し活ブームの広がりとともに、ストリーミングで楽曲を聴いたり、コミュニティに拡散して“応援する”というカルチャーが定着し、J-POPやK-POPといった枠組み、国境、言語の壁を超えて、ダンス&ボーカルグループのジャンルとしての人気や認知が確立した。
国内で最も再生されたダンス&ボーカルグループ
1. Number_i
2. BE:FIRST
3. TWICE
4. BTS
5. HANA
6. 嵐
7. Stray Kids
8. JO1
9. TOMORROW X TOGETHER
10. aespa
海外で最も再生された国内アーティストの楽曲&国内アーティスト
海外で最も再生された国内アーティストの楽曲
25年に海外で最も再生された国内アーティストの楽曲は、Creepy Nuts「オトノケ - Otonoke」だった。Creepy Nutsは昨年の「Bling-Bang-Bang-Born」に続き、異なる楽曲で2年連続の首位を獲得し、グローバルでの存在感をさらに強めた一年となった。続く上位には、藤井風「死ぬのがいいわ」、Teriyaki Boyz「Tokyo Drift」、YOASOBI「アイドル」「夜に駆ける」など、いずれも海外での長期的な支持に支えられたロングヒット曲が並んだ。
海外で最も再生された国内アーティストの楽曲
1. Creepy Nuts /オトノケ - Otonoke
2. 藤井風 / 死ぬのがいいわ
3. Teriyaki Boyz/ Tokyo Drift (Fast & Furious) / From "The Fast And The Furious: Tokyo Drift" Soundtrack
4. Creepy Nuts / Bling -Bang -Bang -Born
5. LiSA, Felix / ReawakeR (feat. Felix of Stray Kids)
6. 高橋あず美 / It's Going Down Now
7. imase / NIGHT DANCER
8. 米津玄師 / KICK BACK
9. YOASOBI / アイドル
10. YOASOBI / 夜に駆ける
海外で最も再生された国内アーティスト
25年に海外で最も再生された国内アーティストはAdoで、21年から24年まで
4年連続でトップに君臨していたYOASOBIに代わって初の1位に輝いた。海外比率は8割近くに達しており、楽曲ランキングの上位に入ることはなかったものの、国内アーティスト最大規模のワールドツアーの開催を通じて、アーティストとしての人気と知名度を海外でも確かなものにした。2位以下にはYOASOBI、米津玄師、藤井風、Creepy Nuts、XG、久石譲、BABYMETAL、LiSAなどが続きました。多くのアーティストが積極的に海外ツアーを行い、楽曲の評価に加えて現地でのライブ活動によってファンベースを拡大し、グローバルな人気を着実に築いた一年となった。
海外で最も再生された国内アーティスト
1. Ado
2. YOASOBI
3. 米津玄師
4. 藤井風
5. Creepy Nuts
6. XG
7. アトラスサウンドチーム
8. 久石譲
9. BABYMETAL
10. LiSA
国内&海外で最も再生された日本の公式プレイリスト
国内で最も再生された公式プレイリスト
2025年に国内で最も再生されたSpotify公式プレイリストは「令和ポップス」だった。「平成ポップヒストリー」もトップ5にランクインし、ストリーミングを通じて時代を超えて新旧の楽曲が幅広く聴かれていることがうかがえる結果となった。また、アーティスト単独プレイリストでは「This Is Mrs. GREEN APPLE」が唯一国内トップ5入りを果たし、同グループの人気と楽曲の豊かさを示す結果となった。
国内で最も再生された公式プレイリスト
1. 令和ポップス
2. Tokyo Super Hits!
3. 平成ポップヒストリー
4. This Is Mrs. GREEN APPLE
5. Hot Hits Japan: 洋楽&邦楽ヒッツ
海外で最も再生された日本の公式プレイリスト
海外では日本発のアニメ関連プレイリストが特に人気を集め、「鬼滅の刃」プレイリストは、25年9月にSpotifyグローバルのデイリーアクティブユーザー数1位を5日連続で記録するなど、世界的な注目を集めました。このほか「This Is STUDIO GHIBLI」「Anime Now」「チェンソーマン」も上位に並び、アニメをきっかけに日本の音楽が聴かれる傾向が続いている。
海外で最も再生された日本の公式プレイリスト
1. Coffee and Piano
2. 鬼滅の刃
3. This Is STUDIO GHIBLI -スタジオジブリ-
4. Anime Now
5. チェンソーマン
国内で最もSNS上にシェアされた音楽&アーティスト
国内で最もSNS上にシェアされた楽曲
国内で最もSNS上にシェアされた楽曲では、Number_iの存在感が際立つ結果となった。「BON」をはじめ「GOD」「INZM」「GOAT」「未確認領域」など6曲がTOP10に入り、圧倒的なシェア数を記録。さらに、JO1の「BE CLASSIC」や「Handz In My Pocket」も高い支持を集めたほか、Travis Japanの「Would You Like One」やSnow Manの「カリスマックス - CHARISMAX」など、ファンコミュニティーの熱量が高いグループの楽曲が目立つ一年となった。
国内で最もSNS上にシェアされた楽曲
1. Number_i / BON
2. Number_i / GOD
3. JO1 / BE CLASSIC
4. Number_i / INZM
5. Number_i -/GOAT
6. JO1 / Handz In My Pocket
7. Number_i / 未確認領域
8. Travis Japan / Would You Like One?
9. Snow Man / カリスマックス - CHARISMAX
10. Number_i / Numbers Ur Zone
国内で最もSNS上にシェアされたアーティスト
国内で最もSNS上にシェアされたアーティストでは、Vaundyが1位を獲得。2位にMrs. GREEN APPLE、3位にSixTONESが続く。さらに、VやKinKi Kids、藤井風、米津玄師、Number_iもランクインし、ジャンルを越えて多くのアーティストがSNS上で話題となった一年だった。
国内で最もSNS上にシェアされたアーティスト
1. Vaundy
2. Mrs. GREEN APPLE
3. SixTONES
4. V
5. KinKi Kids
6. 藤井風
7. V6
8. Number_i
9. 米津玄師
10. WEST.
海外で最も再生された国内楽曲(国別ランキング)
海外で聴かれた国内楽曲ランキングでトップを飾ったCreepy Nuts「オトノケ - Otonoke」が、国別ランキングでインドネシア、ブラジル、インド、タイの4カ国でランクインし、存在感を示した。「死ぬのがいいわ」のバイラルヒットで2022年からグローバルな認知を広げた藤井風は、今年もインド、ブラジル、アメリカ、タイで同楽曲がランクイン。特にタイでは「死ぬのがいいわ」「満ちてゆく」「ガーデン」「まつり」の4曲がトップ5中上位4曲を独占していいる。また、韓国では米津玄師「IRIS OUT」が1位を獲得。アニメとの高い親和性が現地のリスナーにも響いたほか、
2位には宇多田ヒカルとのコラボ楽曲「JANE DOE」、5位には「Lemon」もランクインし、米津玄師の高い人気を見せている。
インドネシア
1. 藤井風 / 死ぬのがいいわ
2. YOASOBI / 夜に駆ける
3. YOASOBI / たぶん
4. ロクデナシ / ただ声一つ
5. imase / NIGHT DANCER
韓国
1. 米津玄師 / IRIS OUT
2. 米津玄師、宇多田ヒカル / JANE DOE
3. Official髭男dism / Pretender
4. Vaundy / 踊り子
5. 米津玄師 / Lemon
ブラジル
1. Creepy Nuts / オトノケ - Otonoke
2. Teriyaki Boyz/ Tokyo Drift (Fast & Furious) / From "The Fast And The Furious: Tokyo Drift" Soundtrack
3. 藤井風 / 死ぬのがいいわ
4. 高橋あず美 / It's Going Down Now
5.LiSA / ReawakeR(feat. Felix of Stray Kids)
インド
1. 藤井風 / 死ぬのがいいわ
2. RADWIMPS / すずめ (feat. 十明)
3. Teriyaki Boyz/ Tokyo Drift (Fast & Furious) / From "The Fast And The Furious: Tokyo Drift" Soundtrack
4. Creepy Nuts / Bling-Bang-Bang-Born
5. Creepy Nuts / オトノケ - Otonoke
アメリカ
1. Creepy Nuts / オトノケ - Otonoke
2. 高橋あず美 / It's Going Down Now
3. Creepy Nuts / Bling-Bang-Bang-Born
4. 米津玄師 / KICK BACK
5. 藤井風 / 死ぬのがいいわ
フランス
1. Creepy Nuts / オトノケ - Otonoke
2. LiSA / ReawakeR (feat. Felix of Stray Kids)
3. Creepy Nuts / Bling-Bang-Bang-Born
4. Creepy Nuts / Mirage (OP Theme to Call of the Night Season 2)
5. SawanoHiroyuki[nZk] / DARK ARIA
タイ
1. 藤井風 / 満ちてゆく
2. 藤井風 / 死ぬのがいいわ
3. 藤井風 / ガーデン
4. 藤井風 / まつり
5. imase / NIGHT DANCER
国内で最も再生されたポッドキャスト番組&エピソード
国内で最も再生されたポッドキャストエピソードは、「安住紳一郎の日曜天国」の2025月1月12日配信回「私の気分転換」。放送開始から21年目を迎えるTBSラジオの人気番組で、ポッドキャストとしてもリスナー数・再生回数を毎年伸ばし続けている。国内で最も再生された新番組は、「大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に」で、愛知県のCBCラジオから愛知県出身の2人が配信する番組で、ローカル局が制作する番組も全国でリスナーを獲得できることを証明した。大久保佳代子はポッドキャストリスナー層から熱い支持を集めており、「大久保佳代子とらぶぶらLOVE」も最も再生されたポッドキャストエピソードランキングで4位にランクインしている。









