ビューティ

「イニスフリー」日本直営店を全店閉鎖 ECと卸売りに軸足

アモーレパシフィックジャパンは、スキンケアブランド「イニスフリー(INNISFREE)」の日本における直営店をすべて閉鎖する。ルミネエスト新宿店は7月31日、福岡パルコ店は8月17日をもって営業を終了し、現存する全店舗が閉店となる。今後はECと卸売りに軸足を移す。

「イニスフリー」は2000年に韓国で誕生した自然派スキンケアブランド。チェジュ島の自社農園で栽培した茶葉などを使ったスキンケアをラインアップする。日本市場は14年に一度撤退したが、18年に再上陸し、カウンセリング販売を重視した直営店舗の展開を進めてきた

近年は韓国コスメの競争激化や、コロナ禍による購買行動の変化を背景に、販売戦略を転換。マーケティング投資を直営店からオンラインと卸売りへとシフトした。24年からはマツモトキヨシココカラグループ店舗での取り扱いを本格的に開始するなど、卸売りで接点拡大を進めている。

ECでは、公式ブランドサイトに加え、楽天市場やQoo10、アマゾン、アットコスメショッピング、ZOZOTOWNなどの主要プラットフォームで展開している。実店舗の閉店はこうした戦略転換の一環であり、「ネガティブなものではない」としている。

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