ビューティ

エポラ×ユーグレナ、美容室専売の新ヘアケア「エビ」誕生 女性の髪のハリ、コシ、ボリュームにアプローチ

エポラはこのほど、親会社であるユーグレナと共同で美容室専売の新ヘアケアブランド「エビ(EVI)」を立ち上げた。ラインアップは、“プレミアムバウンステックシャンプー”(300mL、3960円)と“同トリートメント”(240g、3960円)の2種。全国の契約理美容室で販売する。美容室専売品の展開は、同社およびユーグレナグループにとっても初の試みだ。

同社は数年前より女性の薄毛やボリュームダウンの悩みに着目し、育毛剤ブランドを展開してきた。リクルートの調査によると、「薄毛に該当する割合は男性の方が多いが、その悩み度合いは女性の方が年齢とともに増していく」傾向がある。特にエイジング世代は、ハリ・コシ・ボリュームの低下に対する問題意識が高く、これらを解消するために多くの女性が育毛剤やスタイリング剤、美容機器に継続的に投資しているという。

一方で、「女性の悩みの深刻度合いと反比例し、こうした悩みにアプローチする日常的なシャンプー・トリートメントが市場に少ない」(竹村孝介社長)ことに着目。「髪が立ち上がらないことがストレス」「毎朝のスタイリングが決まらず気分が沈む」といった声に応えるべく、「エビ」の立ち上げに至った。

ブランド名は「Evidence(根拠)」に由来する。科学的な裏付けに基づいた製品づくりへの姿勢を表現した。製品は既存の育毛剤やスタイリング剤では補完しきれない、物理的な髪の立ち上がりと頭皮環境の根本的な改善という2軸の価値を同時に提供することを目指した。

シャンプーには、髪の主成分であるケラチン由来の成分を採用し、洗い流した後も髪にケラチンが残る処方を採用。そこにトリートメントに配合された超高分子ケラチンが結びつき、物理的な立ち上がりをかなえる。

また、ユーグレナグループの独自原料である“ユーグレナエキス”や“ヒト毛根幹細胞バイオエキス”を配合。頭皮環境を整え、髪密度・髪強度にアプローチする。2つの熱吸着型成分で髪内部やキューティクルのダメージを補修。ドライヤーやヘアアイロンの熱に反応して毛髪に吸着し、ノンシリコンながら根本から毛先までまとまり感と艶のある滑らかな髪に仕上げる。

今後は頭皮美容液やスタイリング剤などにラインアップを拡充する計画だ。「ハリ、コシ、ボリュームといったら『エビ』。そういうポジションを目指す」(竹村社長)。

エポラとは

エポラは、愛媛県松山市に本社を構える1994年設立の企業。2015年にユーグレナグループ傘下に入り、化粧品・健康食品・ヘアケア製品を開発しており、足元ではヘアケア分野に注力している。

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