ファッション

ロンドンメンズとピッティの使い分けをMr.ハケットに学ぶ

 「ハケット ロンドン(HACKETT LONDON)」のデザイナー、ジェレミー・ハケットが来日した。来日自体は決して珍しくないが、その前後は バーレーンやアブダビなども含め、世界各国を飛び回る多忙な日々を送っている。そして「また、ロンドン・メンズ・コレクション(以下、ロンドンメンズ)がやってくるね」と話し始めた。

 同ブランドは、2013年春夏のスタート以来ロンドンメンズに参加し、さらに直後にフィレンツェで開かれるピッティ・イマージネ・ウオモ(以下、ピッティ)への出展も続けている。期間中は、本人もロンドンメンズの直後フィレンツェに飛ぶという多忙な日々。2つのビッグイベントの双方に参加する理由を尋ねると、「ロンドンメンズは、ネットやSNSでブランドの魅力やショーの興奮をすぐに拡散してくれる。ショーだからこそ映えるカラフルなワードローブで、人々に伝えきれていなかった一面を広める役割も持っている」。

 一方のピッティは、プロフェッショナルに、じっくり商品を見せるための舞台。「メンズは、ウィメンズ以上に素材が大事。ショーでは伝えきれなかった魅力をプロに再認識してもらうんだ。何度も『ハケット』を見てもらうことが大事」だそうだ。

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