ファッション

「サカイ」2014-15年秋冬パリ ”巻く”ことで生まれる新しい服の形

 「ずっと服を作ってきたから一度クリアにして考えてみようと思った」と「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢。ラップスカートが象徴する、布を"巻く"アイデアは、プリミティブな服作りを突きつめた結果出てきたものだという。

 

 キュロットの上の巻きスカート、ブルー×ベージュのオパール加工の装飾プリントの上に巻くウールのミニスカート、逆にウールのミニスカートの上に巻くプリーツのオパール加工のラップなど、"巻く"レイヤードが服に動きを与えている。

 

 アイデアはそこから広がり、得意のハイブリッドの中に落とし込まれていく。ジャケットやバイカーはジッパーやボタンが左身頃中央に配してあり、閉めると、服が身体を巻いて包み込むような形になる。

 

 一見、重ね着のルックの多くは、複数のアイテムがドッキングしたひとつのアイテム。レザーとラムのバイカーとグレンチェックのウールのジャケットのハイブリッド、ダウンとライダースのドッキングなど、レイヤードすることでオーバーサイズの服はさらにボリューミーに。ハンガーにかかっている服はそのボリュームゆえ非常に強い印象だが、着てみるとふわりと広がる裾のフェミニンなラインや軽やかな素材使いから、リアリティを持ったボリュームであることがわかる。

 

 ネイティブアメリカン風ともゲーム柄とも見えるセーターとジャケットの裾がひとつになったプルオーバーなど、ありそうでなかったハイブリッドも多数提案されている。印象的なプリントはヴィンテージのスカーフからインスパイアされたもの。これもまた、ブラウスとスカーフが一体化し、着方が次第でいくつもの表情を見せる。

?


サカイ?2014-15年秋冬コレクション 全ルック

2014-15年秋冬パリ・コレクション関連記事

2014-15年秋冬パリ・コレクション スケジュール】?

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。