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良品計画が三菱商事ファッションを吸収分割、30人が転籍 商社機能内製化で衣料品強化

「無印良品」を運営する良品計画は、課題である衣料品の開発・生産体制強化の一環として、三菱商事ファッション(以下、MCF)で良品計画を担当している部門の権利義務を、会社分割により承継する。これによって、2024年5月1日に約30人がMCFから良品計画に移る予定。9月22日の取締役会で決議した。承継する部門の年間売上高は328億円。良品計画がMCFに対価として交付するのは1円。

30年8月期に売上高3兆円(23年8月期予想は5850億円)、営業利益4500億円(同300億円)を掲げる良品計画にとって、本来稼ぎ頭であるはずの衣料品事業がコロナ禍以降苦戦していることは、経営の重点課題。22年秋冬以降、衣料品改革を本格化しているが、今回の承継により開発・生産体制を社内で確立し、いっそう強化する。商社機能を内製化することで工場との直貿も進め、コストを抑え、スピーディーな生産も追求する。

交付する金銭(1円)の算定については、「承継する権利義務の内容をもとに両者間で真摯に協議を重ねた結果、合意に至ったもの」(良品計画が発表したリリースから)。

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