サステナビリティ
特集 トレーサビリティー

良品計画にトレーサビリティーに関する10の質問【服作りはたどる・見せるが新常識】

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良品計画の公式ページ内サステナビリティの項目はよく整理されている。ここを見れば、衣食住の製造・小売業が今取り組むべき課題、世界共通のサステナビリティのキーワードを一通り理解することができる。該当ページを一通り読んだ上で、トレーサビリティーに関して掘り下げるべく同社に投げかけたメールでの一問一答が下記の通り。トレーサビリティーが食=生産者の健康からスタートしている点に注目だ。(この記事は「WWDJAPAN」2023年8月7&14日号からの抜粋です)

Q トレースが進んでいる素材とその理由は?

A 素材の選択という観点では、農家や牧民の方々が関わるものプラス動物福祉の観点から自然素材を重要視しており、綿、麻、羊毛、羽毛といった主要素材でトレースを進めている。使う人や作る人、自然に対する向き合い方を考えながら、お客さま目線で無印良品が使うべき素材の選択を最初に行っている。トレースすること自体が目的ではなく、選択した素材が間違いなく使われているかどうか確認することが目的。

Q 「一次原料については可能な限り生産地がトレースできるものを使用」とあるが、「可能な限り」の追求はいつからスタートしたか?その方法とは?

A 生産者の農薬による健康被害や環境への影響を鑑み1999年から徐々にスタートした。生産効率が優先され、農薬と農薬耐性のある遺伝子組み換え種子がセットになった農業が行われ、生産者に健康被害が出ていることを知り、環境にも生産者にも良い原料の使用を開始した。商品開発者が実際に産地に足を運び、農家の方々と交流している。

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