ファッション

「フェティコ」初の海外ショーで手応え 香港で見せた“赤の鮮烈”

フェティコ(FETICO)」は、香港貿易発展局が主催するファッションイベント「センターステージ(CENTRESTAGE)」で、ブランド初となる海外でのランウエイショーを9月6日に行った。同イベントで見せた2024年春夏コレクションは、8月28日に「楽天ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で発表したもの。香港では、スタイリングを新たに組み直した全20ルックを約500人のゲストに披露した。会場には世界各国からバイヤーやメディア関係者、セレブリティーらが訪れたという。

「フェティコ」の24年春夏シーズンは“DO NOT DISTURB”をテーマに、自由に生きようとする女性たちにファッションを通じてエールを送るコレクションだ。香港のショーでは、東京のショーでラストを飾ったルックを最初に登場させ、「東京編、香港編というイメージで、シリーズのように見せたかった」と舟山瑛美デザイナー。続く2ルック目以降は、今シーズンのミューズである香港のシンガーソングライターで俳優のフェイ・ウォン(Faye Wong)のムードをさらに強く打ち出す。東京でのダークで洗練されたイメージに対して、香港では鮮烈でフレッシュさを意識したスタイリングを組み、半分のルックを赤が基調のスタイルで統一させた。アジア系モデルにこだわったのも、そのイメージを鮮明に打ち出すためだ。

ショー翌日には展示ブースの一角に「フェティコ」のスペースを構え、各国バイヤーからのアポイントメントに対応した。ショールームではなかったためその場で取引にはつながらなかったものの、特に中国やイタリア、ドイツのバイヤーに好評だったという。舟山デザイナーは「新規の問い合わせや、SNSで海外フォロワーが増え、手応えを感じている。9月末にはパリで展示会を行うので、そのタイミングでさらに反響があれば」と期待する。

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