ファッション

キャサリン皇太子妃も来場 「チェルシー・フラワーショー2023」の色鮮やかなスタイルスナップ

1913年の初開催以来、イギリスで夏を告げるイベントの一つといわれる「チェルシー・フラワーショー 2023(The Chelsea Flower Show以下、フラワーショー)」が5月22日に開幕し、俳優やミュージシャン、ファッションデザイナーなど多くの著名人やセレブリティーが駆けつけた。王立園芸協会(Royal Horticultural Society以下、RHS)主催であることから、チャールズ国王(King Charles III)やカミラ王妃(Queen Camilla)、キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)も来場した。

RHSによる新プロジェクト「チルドレンズ・ピクニック(Childrens Picnic)」に参加したキャサリン皇太子妃は、「エムイーアンドイーエム(ME+EM)」のピンクのシャツワンピースで登場。ツートーンのピンクが印象的なシルクのワンピースで、フロントにはプリーツが施されている。「エムイーアンドイーエム」は09年にクレア・ホーンビー(Clare Hornby)最高経営責任者が創業したイギリスのブランド。キャサリン皇太子妃はたびたび公の場で、同ブランドのウエアを着用している。

カミラ王妃は、イギリス人クチュールデザイナー、フィオナ・クレア(Fiona Clare)による花柄プリントのシルクドレスで姿を現した。ネイビーを基調にしたドレスには、スズランのような白い花が散りばめられており、「フラワーショー」にぴったりの装いを見せた。カミラ王妃はクレア=デザイナーのデザインがお気に入りで、これまでも「ブリティッシュ・ヴォーグ(BRITISH VOGUE)」に初登場した際や、第26回イギリス連邦首脳会議(Commonwealth Heads of Government Meeting)、貴族院でのイギリス議会開会式(State Opening of Parliament)など重要な場面で選んできた。クレア=デザイナーは30年以上の業界経験があり、ビスポークやフォーマル、ブライダルなどのシーンでスタイルを提案。20年からはオンライン限定のプレタポルテをスタートした。

英バッグブランド「ルル・ギネス(LULU GUINNESS)」のデザイナー、ルル・ギネス(Lulu Guinness)は、1993年発表の黒いサテンのフラワーバスケットバッグをリデザインした新作を披露。生花のバラを差したラタンのバスケットバッグを手に、グラフィックプリントにビジューを刺しゅうしたジャケットとTシャツを着こなした。共に登場した俳優のヘレナ・ボナム・カーター(Helena Bonham Carter)は、「ルル・ギネス」の黒いサテンのバスケットバッグにマッチした、花の刺しゅうの黒いドレスをセレクト。チュールとの切り替えがエレガントで、大ぶりのビジューがついたサングラスやネックレスでルックを仕上げた。

デザイナーのポール・スミス(Paul Smith)は、ネイビーのセットアップスーツとボタンダウンのシャツでカジュアルにまとめた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。