ファッション

ヴィヴィアン・ウエストウッドが80歳を短編動画で祝う 現代のパンクは環境・社会活動

 デザイナーでアクティビストでもあるヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が8日、80歳の誕生日を祝して短編動画「ドゥー ノット バイ ア ボム(Do Not Buy A Bomb)」を公開した。ミュージカルの「マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)」の楽曲「ウィズアウト ユー(Without You)」の替え歌を通して、環境・社会的問題へのメッセージを発信した。10分弱の同動画は毎月異なるアーティストの作品をデジタルとリアルで披露する「サーカ(CIRCA)」と協業で作成し、ロンドンの繁華街、ピカデリー・サーカスにあるビッグスクリーンで上映された。アーカイブ動画は「サーカ」のウェブサイトから視聴可能だ。

 動画の中でヴィヴィアンは改装されたロンドンのメイフェア店のウィンドウから、環境問題の実態や、社会の無関心に対して警鐘を鳴らしている。ロックダウンで人が消えたロンドンについて考えを巡らせながら、武器取引やそれに関連する環境へのインパクトについて、「私には、世界を救うための計画がある。現在資本主義は戦争の経済的な支えとなっており、戦争は環境汚染の原因だ。戦争をやめて経済の仕組みを変えて、平等に富を分配しよう」と語った。

 パートナーでデザイナーのアンドレアス・クロンターラー(Andreas Kronthaler)は、長い白い髪に緑のフェイスペイントを合わせた同氏のポートレートを公開。1970年代にパンク文化を牽引し、不動の地位を獲得した同氏のこれまでのコレクション作品や、自身のポートレートを振り返る。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

独立系クリエイティブ集団が台頭、クリエイターの新潮流を見る

5月13日号は、クリエイターを取り巻く新潮流を特集します。昨年7月17日に発行した「U30 クリエイター」特集に続き、その最前線を追いました。

冒頭では独立系クリエイティブチームにフォーカス。「クリエイティブアソシエーション」「クリエイティブエージェンシー」など、独自のスタンスを掲げてクリエイティブの可能性に挑む集団です。彼らの狙いは、クライアントとクリエイターが対等な立場でものづくりに向き合え…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。