ファッション

「ジル サンダーネイビー」が2019年春夏で終了

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、“エクステンションライン”として運営してきた「ジル サンダーネイビー(JIL SANDER NAVY)」を、2019年春夏で終了する。同ラインは11年春夏にスタートし、「ジル サンダー」よりも買いやすい価格の商品を扱ってきた。国内では、伊勢丹新宿本店、松屋銀座店など9の百貨店にインショップを持っていた。海外では、ミラノに路面店を構えていたほか、その他欧州や米国、中国などで卸販売していた。売上高は非公表。

 「ジル サンダー」は、2019-20年秋冬から「メインコレクションを補うライン」として「ジル サンダー+(JIL SANDER+)」を販売すると先日発表した。「ジル サンダー+」は、「価格帯やターゲットはメインラインと同じながら、異なるライフスタイルを提案するもの」(広報担当者)であり、「『ジル サンダーネイビー』の代わりに『ジル サンダー+』をスタートするという意図ではない」という。

 市場を見渡しても、消費の二極化が進む中で、アクセシブル・ラグジュアリーやコンテンポラリーといったゾーニングのブランド群は苦戦の傾向が目立つ。メインラインや、それと同価格帯の新ラインに絞るのは、そうした背景もありそうだ。

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