ヘアサロン業界のビッグネーム、時枝弘明と中村太輔がタッグ

企業タッグインタビュー

2018/2/3 (SAT) 08:00
時枝弘明「ステア ケース」アートディレクター スタイリスト(左)、中村太輔・同アートディレクター カラーリスト

 ヘアサロン業界で、パーマの第一人者として知られる時枝弘明スタイリストと、カラーの第一人者として業界をけん引する中村太輔カラーリストがタッグを組み、2月1日に新サロン「ステア ケース(STAIR:CASE)」をオープンした。

 時枝スタイリストは、トータルビューティサロン「ウカ(UKA)」にクリエイティブディレクター・スタイリストとして5年間勤務後、今年1月末の契約満了をもって「ステア ケース」をスタート。中村カラーリストは、日本のヘアカラー文化をけん引する表参道の老舗サロンでカラーリストの“顏”として活躍後、昨秋に退社し、準備期間を経て「ステア ケース」をスタートさせた。美容師が技術と接客に集中できる環境作りを目指し、「ステア ケース」の経営はアウトソーシングビジネスなどを手掛けるライフノートが行い、2人は現場の責任者としてサロンワークをこなしつつ、スタッフ教育などサロン運営を行う。“夢のタッグ”に至る経緯と抱負を2人に聞いた。

WWD:「ステア ケース」の特徴は?

時枝弘明「ステア ケース」アートディレクター スタイリスト(以下、時枝):「ステア ケース」の特徴は大きく2つあり、1つは「技術の深化の追求」です。お客さまを幸せにするためには、お客さまの想像の域を超えてきれいにすることが大切で、そのために卓越した技術が必要。私はそうした考えのもと、技術の深化を追求してきた“職人型”の美容師なんです。技術以外のサービスも充実させて顧客満足度を高めていく昨今の時流の中で、技術一辺倒の愚直な美容師は“ラストサムライ”と揶揄されるかもしれませんが(笑)、私にできるのはこれだけ。今後も技術を追求して、70歳まではサロンワークを続けたいと考えています。「ウカ」との契約満了を控え、何となくそうした原点の追求を考えていたときに、中村カラーリストも新たなチャレンジを考えていることを知りました。私はパーマとカットには自信があるけれども、カラーに関してはそこまでに至っていません。自分にはないハイクオリティーなカラーリング技術を持った中村カラーリストを以前から尊敬していて、難しいカラーデザインを要求してきた私のお客さまに、彼を紹介したこともあるんです。そんな彼とならば、技術の深さで差別化できるサロンが作れると思いました。

WWD:もう1つの特徴は?

中村太輔「ステア ケース」アートディレクター カラーリスト(以下、中村):もう1つの特徴は「技術の伝達」です。40歳を機に新たなチャレンジがしたくて独立を決めましたが、当初はアトリエのような隠れ家サロンをやろうと考えていたんです。しかし、時枝スタイリストと今後の方向性について話し合っているうちに、自分がこれまで培ってきた技術で、他の美容師を応援したいと考えていることに気付きました。スタッフに私の技術を伝え、それを持ってグループサロンとして独立してもらうなど、技術の伝達というか、共有をしたい。共有するのは自分たちのサロンのスタッフだけでなく、アカデミーを開いて、他のサロンのスタッフも受け入れる。そう考えると、隠れ家サロンではなくある程度の規模が必要なので、一緒に「ステア ケース」を立ち上げるに至ったんです。

WWD:アカデミーとは?

時枝:計画しているアカデミーは、受講生に机上で勉強してもらうようなものではなく、一緒にサロンワークに参加してもらう予定です。一定期間の合宿のような感じで、働く中で、技術を間近で見て学んでほしいと考えています。

中村:「技術の深化の追求」という、いわば美容師の原点ともいうべきテーマを掲げつつ、独立(グループ化)することを想定して「技術の伝達」を行うという新たな考え方を導入しているので、今後も注目してほしいですね。

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