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ロレアルが初の紙製化粧品チューブを開発 2020年に導入

 ロレアル(L’OREAL)は世界で初めて紙製の化粧品チューブを、化粧品パッケージ製造企業のアルベア(ALBEA)とともに開発した。2020年での実用を予定している。

 これにより、ロレアルはグループ内のブランドで使用しているプラスチックの大半をバイオベースの紙類似素材に代えることが可能だ。紙チューブによる環境負荷の改善は、ライフサイクル・アナラシス(商品が製造や流通、消費、廃棄に至る全てのステップで環境への負荷がどれだけ軽減されるかを評価する手法)で評価される予定だ。

 フィリップ・トゥヴィアン(Philippe Thuvien)=ロレアル パッケージ&デベロップメント ディレクターは「ロレアルでは2007年からパッケージのエコロジカル・フットプリントの改善に注力してきた。今回のパートナーシップにより、さらに一歩前進できたと考えている。20年末までに全てのパッケージのフットプリントを改善することを目指す」とコメント。20年4月にテストリリースしたのち、フェイスやボディーケア製品のパッケージから順次導入する。また、同社は25年までに全てのプラスチック容器がレフィル可能、リサイクル可能、コンポスト可能となり、容器に使われるプラスチックはバイオソース素材からなることを掲げている。

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