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カオスな街トビリシのトレンドはパンク レザーを着こなす業界のツワモノたち

 10月31日〜11月4日にジョージアの首都トビリシで「メルセデス・ベンツ・ファッション・ウイーク・トビリシ(MERCEDES-BENZ FASHION WEEK TBILISI)」が開催された。トビリシは経済規模は小さいが、気鋭デザイナーを発掘する場としてファッション業界関係者から熱い視線を浴びる注目の都市だ。今季は米老舗百貨店バーグドルフ グッドマン(BERGDORF GOODMAN)のバイヤーやパリのコンセプトストアのトム グレイハウンド パリ(TOM GREYHOUND PARIS)バイヤー、リステア(RESTIR)の柴田麻衣子クリエイティブディレクター、中国版「エル(ELLE)」のコントリビューター、「ヴォーグ(VOGUE)」アメリカ版、イタリア版、トルコ版、ポーランド版の編集者、「ファッキン ヤング マガジン(FUCKING YOUNG MAGAZINE)」の編集長らが参加した。

 ドラァグクイーンによるファッションショーやテクノクラブでのアフターパーティーなど、トビリシ独特のカオスな雰囲気に影響されてか、目を引く派手な色や奇抜なスタイリングなどで普段とは違うファッションを楽しんでいるように見えた。全体的にストリートスタイルのムードは薄れつつあり、1980年代風のパンキッシュなスタイルが台頭。ジャケットやロングコートなど、ビンテージのリアルレザーのアウターが多く見られた。足元もスニーカー率は一気に下がり、レザー素材のコンバットブーツやショートブーツが多く、女性に関してはヒール着用者も多かった。着用ブランドに大きな傾向は見られなかったが、「シチュエーショニスト(SITUATIONIST)」「リヤ(LIYA)」「アヌーキ(ANOUKI)」などのジョージア発ブランドが人気だった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける