ファッション

カオスな街トビリシのトレンドはパンク レザーを着こなす業界のツワモノたち

 10月31日〜11月4日にジョージアの首都トビリシで「メルセデス・ベンツ・ファッション・ウイーク・トビリシ(MERCEDES-BENZ FASHION WEEK TBILISI)」が開催された。トビリシは経済規模は小さいが、気鋭デザイナーを発掘する場としてファッション業界関係者から熱い視線を浴びる注目の都市だ。今季は米老舗百貨店バーグドルフ グッドマン(BERGDORF GOODMAN)のバイヤーやパリのコンセプトストアのトム グレイハウンド パリ(TOM GREYHOUND PARIS)バイヤー、リステア(RESTIR)の柴田麻衣子クリエイティブディレクター、中国版「エル(ELLE)」のコントリビューター、「ヴォーグ(VOGUE)」アメリカ版、イタリア版、トルコ版、ポーランド版の編集者、「ファッキン ヤング マガジン(FUCKING YOUNG MAGAZINE)」の編集長らが参加した。

 ドラァグクイーンによるファッションショーやテクノクラブでのアフターパーティーなど、トビリシ独特のカオスな雰囲気に影響されてか、目を引く派手な色や奇抜なスタイリングなどで普段とは違うファッションを楽しんでいるように見えた。全体的にストリートスタイルのムードは薄れつつあり、1980年代風のパンキッシュなスタイルが台頭。ジャケットやロングコートなど、ビンテージのリアルレザーのアウターが多く見られた。足元もスニーカー率は一気に下がり、レザー素材のコンバットブーツやショートブーツが多く、女性に関してはヒール着用者も多かった。着用ブランドに大きな傾向は見られなかったが、「シチュエーショニスト(SITUATIONIST)」「リヤ(LIYA)」「アヌーキ(ANOUKI)」などのジョージア発ブランドが人気だった。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬パリコレ特集 デザイナーたちからの提案「何気ない日常を特別に」

3月18日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬パリコレクション特集です。2月末から3月にかけて約100ブランドが参加して開催されたパリコレを現地取材し、その中で捉えた次なる時代のムード、デザイナーの視点をまとめました。ファッションデザイナーたちから届いた大きなメッセージは「何気ない日常を特別に」。戦争、物価高騰、SNS疲れと私たちを取り巻くストレスはたくさんありますが、こんな時代だ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。