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「アイウエアは聴覚にもアプローチ」 ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のビューティ週刊紙「WWDビューティ」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース:アイウエア別冊P.3「次世代のアイウエアビジネスを進化させるクロスドメイン」

読み解きポイント「アイウエア(眼鏡)は視覚だけでなく、聴覚にもアプローチする時代」

ニュースのポイント

 アイウエアがここ数年、視力矯正器具というイメージを脱し、おしゃれを楽しむアイテムとして定着してきている。モノ作り、店作りの面でも、さまざまなカルチャーとの融合やクリエイターとのコラボレーションで新しい可能性が広がっている。デジタル化や高齢化により、目の健康に対する消費者意識が高まる中、アイウエアの使命はさらに高い重要性を帯びている。

CKRはこう読む!

 「2042年、65歳以上の国内人口が3935万人となりピークを迎える」。内閣府が発行する高齢社会白書による推計です。今後20年、高齢者と言われる市場が、絶対数として拡大します。65歳以上の人の事故発生場所は77.1%が住宅で、中でも居室が45.0%ともっとも高いそうです。何かにぶつかる、転倒するといった事故であることが想像されます。年齢を重ねると、視力や聴力が低下することも多く、今後、健康に対する意識が高まることは間違いありません。

 「WWDジャパン」にはぜひ、中長期トレンドとして拡大する「シニア市場特集」などを組んでもらいたいと思います。

 最近私が気になったアイウエアは「ボーズ フレーム(BOSE FRAMES)」。オーディオ業界という異業種から参入です。左右両方のつるの内部に極小の指向性スピーカーを搭載し、ユーザーにしか聞こえないサウンドを再生できます。マイクも搭載されており、AIアシスタントの起動も行えます。耳をふさがないため、外部の音が遮断されることもありません。また、ユーザーの位置や向きを自動的に検知し、音声で情報を提供できるため、歩行ナビなどシニア市場の開拓につながるかもしれません。

 アマゾン(AMAZON)も「ボーズ」同様、マイクとスピーカー機能を搭載したアイウエア「エコー フレーム(ECHO FRAMES)」を発売しました。ちなみに重さは「ボーズ」が45グラムに対して、「エコー」は31グラム!!)。狙いは「アレクサ」の利用シーンを広げることにあると思われます。

 アイウエアは視覚だけでなく、聴覚にもアプローチする可能性を多く秘めていそうですね。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中