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川久保玲が語る現在の心境とコム デ ギャルソン社の店舗構想

 ドーバー ストリート マーケットのニューヨーク店オープンでニューヨークを訪れた「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の川久保玲に同店舗の出店のきっかけや、「コム デ ギャルソン」チェルシー店改装について、また川久保自身について「WWD-NY」のブリジット・フォーレイ=エグゼクティブ・エディターがインタビューした。

WWD:なぜ、ドーバーストリート マーケット(以下、DSM)をニューヨークに出店したのか?また、出店のタイミングはなぜ昨年の12月だったのか?

川久保玲(以下、川久保):我々には計画性がないの。ニューヨークのこのビルをたまたま見つけて、DSMの出店にふさわしいって思っただけ。

WWD:コム デ ギャルソン社のエイドリアン・ジョフィ最高経営責任者は、あなたが「これが最後のDSMの店舗と考えている」と言っていたが?その理由は?

川久保:直感と感情で決定することが多い。もし、また出店の機会が巡ってきたら考え直すかもしれない。

WWD:ニューヨークの店舗は、ほかのDSMの2店舗とどのように異なるのか?

川久保:内装に関しては、アウトサイダーのアート的な雰囲気を盛り込みたかった。また、若いデザイナーを紹介するショールームスペースを作りたいと思った点。

WWD:ニューヨークのDSMではどのような分野のデザイナーやアーティストを扱うか?

川久保:アウトサイダー的精神を持った独立したアーティストやきちんとした意見を持ったデザイナー。

WWD:なぜ「コム デ ギャルソン」のチェルシー店の改装にゴールドを使用したのか?

川久保:リサーチによると、乳児に色を選ばせるとゴールドらしい。私も黒と赤の次に好きなカラーだ。消費者が店内でポジティブに感じてほしいから選んだ。

WWD:アイコンとかアイコニックとかという言葉がファッション業界ではよく使われる。あなたはこの業界で真のアイコンと思われているが、どう思うか?

川久保:自分がアイコンだとは思っていない。

WWD:アーティストや小説家、デザイナー、パフォーマーなどで尊敬する人は?

川久保:ノーコメント。

WWD:デザインするのは簡単?「いろいろ制作してきたから繰り返しを避けるのは厳しい」と言っていたが?

川久保:毎回まったく新しいことをやり続けるのはとても困難なこと。

WWD:自分自身を純粋なクリエイターだと思うか、それともビジネスウーマンと思うか?

川久保:私はビジネスウーマンよ。

WWD:あたな自身、謎の存在だと思うか?近寄りがたいと思うか?またそのようにありたいと思うか?

川久保:ノーコメント。

WWD:何がほかのデザイナーのファッションに興味を持たせるか?

川久保:一つのことを継続している場合。また、メディアに全く感心を示さない場合。

WWD:他人に興味を持つきっかけは?

川久保:ノーコメント。

WWD:退屈に思うことは何か?

川久保:たくさんいろいろなことがあるわ。

WWD:自分自身のファッションへの功績について考えるか?

川久保:考えない。