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原宿に1万冊の漫画が読めるセレクト店誕生 パルのヤング向け新業態「ベースヤード」

 パルは、東京・神宮前の明治通り沿いに、新業態の自社ブランド編集ショップ「ベースヤード トーキョー(BASE YARD TOKYO)」をオープンした。東京本社が入居するビルの1、2階で、以前は「チャオパニック・カントリーモール(CIAO PANIC COUNTRY MALL)」だった場所。「チャオパニック・カントリーモール」の商品も引き続き1階にそろえる。「原宿は目的を持って訪れるというよりも、街を歩きながら楽しむ場所。そんな中で、目的地となるような店を作りたい」(堀田覚プロモーション推進部部長)として、ファッションに限らずカルチャーの提案に力を入れる。

 2フロアで総面積は計約1000平方メートル。ヤング向けのカジュアルを集積しており、1階は「チャオパニック・カントリーモール」の他、「チャオパニック(CIAO PANIC)」、2階は「ミスティック(MYSTIC)」「カスタネ(KASTANE)」「フーズフーギャラリー(WHO’S WHO GALLERY)」をそろえる。ブランド別に陳列するが、はっきりとした仕切りを設けていない点がポイント。

 コト提案の起点として、2階奥には漫画書店のコーナー“バックヤード”(約82平方メートル)を設けた。「カルチャーや好みが細分化している中で、漫画はどんな人も共通で興味を持つコンテンツ。漫画をフックに、スタッフと客、さらには客同士がつながっていくことに期待する」。漫画は “東京”“音楽”“ファッション”“未来”といった切り口で、過去の名作から新刊まで約1万冊を陳列。定期的にテーマを決めてフェアも行う。イスやドリンクなども用意し、滞留性を高めた。

 他にも、1階入り口すぐには催事スペース”のフロントヤード”を設け、ライブやポップアップストアなどを企画。コト提案の一環として、店でかける音楽はプレイリスト化し、スポティファイ(SPOTIFY)で公開している。発信性を強化するために、販売スタッフはSNSに強いメンバーを社内から集めた。「本部主導ではなく、スタッフ自らがこの場所を使って客とつながっていってほしい」。

 同業態の今後の出店は未定。「大量出店も考えてはいないが、この1店で終わらせるという考えでもない」という。