ファッション

ヨウジ出身の33歳が立ち上げた新ユニセックスブランド「アーネイ」

 「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「Y-3」「ビズビム(VISVIM)」でパタンナーや企画として経験を積んだ33歳の羽石裕は、2019年春夏シーズンからユニセックスブランド「アーネイ(ANEI)」を立ち上げる。ブランド名は自身の名前“はねいし”の響きに由来しているという。

 デビューコレクションは30型で、すべてユニセックスの2サイズ展開。“ハイブリッド”をテーマにし、化繊と天然繊維を融合して素材に奥行きを加え、素材感を強調する。素材ブランド「麻世妙(まよたえ)」の上質なリネンシルクシャツ(5万2000円)は、カジュアルとエレガンス、そしてほんの少しのモードが同居する。他にもリネンとビスコースレーヨンのそれぞれの表情を生かすデザインに仕立てたリバーシブルのコート(6万3000円)など、素材感を生かすためにあえてプリントや柄は使わずミニマルに徹している。「デビューシーズンなので、『アーネイ』はこういう素材の使い方やテクニックができるということをアピールしたかった。その分、デザインはあえて控えめにしている。今後はもっと自分の色を出していきたい」と羽石デザイナー。

 価格帯はコート6万8000〜12万円、ジャケット4万8000〜6万6000円、シャツ2万6000〜5万2000円、パンツ2万6000〜4万8000円、カットソー1万1000〜1万8000円など。20年までに海外進出も視野に入れており、それを考慮した価格設定だという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

付加価値の原動力「ホスピタリティー」特集 LVMHジャパン社長や百貨店外商、トップ販売員らの定義は?

1月13日発売の「WWDJAPAN」は、ホスピタリティーを特集します。品質だけでの差別化が難しくなっている時代、ファンを獲得して育むにはコトのレベルアップが欠かせません。特に知的好奇心や探究心が強い次世代富裕層や、リアルの価値を知り渇望するZ世代、独自の体験を求めて来日するインバウンドら、ファッション&ビューティ業界が注目する消費者を獲得するには、ホスピタリティーについて考え、モノの購買を付加価値…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。