ファッション

“スニーカーのように扇子を売る”「イズリール」流のラグジュアリー・ストリート

 ファッションブランド「イズリール(IZREEL)」は12月21日、ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」に“ラグジュアリー・ストリートな傾奇者(カブキモノ)”をコンセプトにしたオンラインショップをオープンした。同日、ブランドオリジナルのジャカード生地を用いて、和とストリートをミックスした扇子とチーフセット(1万3000円)、キャップ(1万2000円)、蝶ネクタイ(8000円)などを発売。「イズリール」流のラグジュアリー・ストリートを発信する。

 扇子は京都で300年続く老舗扇子工房が手掛けた。京扇子でも江戸扇子でもない“TOKYO SENSE(東京扇子)”として、扇子と同柄の蝶ネクタイ、チーフなどでコーディネートを楽しむ独自の世界観を提案する。“TOKYO SENSE”とは、“東京ストリートの感覚”の意味も持たせており、キャップを“かぶる”ものではなく“かぶく”もの(常識外れや異様という意味)として打ち出す。高倉一浩「イズリール」デザイナーは「もともと、タキシードにキャップとスニーカーを合わせるのが自分のスタイルだったが、5年ほど前からブランドにもそのスタイルを投影し始めた。最初はタキシードに合わせる蝶ネクタイやチーフを販売していたが、より独自のスタイルを突き詰めた結果、キャップや扇子、カマーバンドなど、小物も充実させたいと考えるようになった。キャップや扇子をスニーカーのように売っていきたい」と話した。今後は海外も視野に入れ、国内外で販路を拡大していく考えだ。

 「イズリール」は2003年にデビュー。05年からイタリア・フィレンツェで開かれる世界最大級のメンズ合同展示会ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)に5シーズン出展し、08年春夏シーズンから7シーズン、東京コレクションに参加。13年にフォーマルストリートミックスをテーマに、タキシードのオーダーとレンタルを主体としたビジネスモデルに転換した。

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