ビジネス

「トムス」クリエイティブ・ディレクターに「CFDA / ヴォーグ ファッション・ファンド」の優勝経験者を採用

 「トムス(TOMS)」はジョン・ウィトレッジ(John Whitledge)をクリエイティブ・ディレクターに起用した。

 「トムス」は2006年にブレイク・マイコスキー(Blake Mycoskie)が立ち上げたシューズブランドで、現在ではアパレルやアイウエアなども取り扱う。また、同ブランドは、アイテムが一つ売れるごとに自社製品の寄付や、安全な水の供給事業をサポートしている。

 一方で、ウィトレッジ新クリエイティブ・ディレクターはカリフォルニア発の「トロヴァータ(TROVATA)」の共同創業者で、05年には「CFDA / ヴォーグ ファッション・ファンド(以下、ファッション・ファンド)」で優勝した実績を持つ。また、11年には「トムス」初のアイウエアコレクションのデザインも手掛けており、今後は自身のブランドと兼任する。

 今回の起用は、メンズラインやシューズのデザイン向上を目的としており、デビューは18年春の予定だ。「われわれの最終目標はデザイン性や品質の向上と、寄付の取り組みを推進することだ。ブランドに活気が出れば、可能性は無限に広がる。新コレクション披露に向けて、チームの心が躍るようなものになるようなアプローチを模索している。具体的には新しい素材の採用だったり、シグネチャーアイテムの開発などだ」とウィトレッジ新クリエイティブ・ディレクターは語った。

 「トムス」創業者のマイコスキーは「ジョンと出会ったのは彼が『ファッション・ファンド』で優勝した時だ。その頃からの親友で、お互いをサポートしてきた。『トムス』のクリエーションを全てジョンが監督するということを大変うれしく思う。彼はフレッシュなエネルギーと新しい視点を持ち込んでくれるから、チームにとっても私自身にとっても大変刺激になる」と話した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。