ファッション

阪急うめだ本店 高級ドレス売り場の顧客はどんな人たちなのか 

 阪急うめだ本店は9月2日、パーティードレス専門の編集売り場「ドレスギャラリー」の開設1周年を記念した顧客イベント「ドレスアップナイト × ニコライ・バーグマン」を大阪・中之島のコンラッド大阪(CONRAD OSAKA)で開催した。ダイナースクラブとの共催によるもので、ドレスギャラリーの顧客とダイナースクラブの会員88人が参加。カクテルドレスやイブニングドレスで華やかに着飾った参加者たちは、オープンしたばかりのラグジュアリーホテルでの特別な一夜を楽しんだ。

 会場ではフラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)がデモンストレーションを披露。流暢な日本語での楽しいトークを交えながら季節の草花を使った臨場感あふれるフラワーパフォーマンスが繰り広げられた。また、アートとして表現するファッションフォトを得意とするカメラマンの東真子が、ドレスアップした参加者のスナップを撮影。ニコライ・バーグマンの作品を背景に、東のカメラの被写体になれる抽選会も行なわれた。撮影した写真は、後日、阪急うめだ本店内に掲示され、参加者にプレゼントされる予定だ。

 クイーンエリザベスなどの豪華客船に30回以上乗船し、キュナードワールドクラブのプラチナ会員という芦屋市在住の女性は「レオナール(LEONARD)」の鮮やかなドレスで参加した。「船内パーティーではダンスをしたいので『レオナール』のドレスはよく着用します。昔は関西でもフォーマルで行くパーティーがよくあり、オペラの観劇にもドレスを着て行っていました。先日、ドレスキャラリーで購入した『エスカーダ(ESCADA)』のドレスは、来年東京で開かれるブラックタイのパーティーに着て行くつもりです」。

 2~3カ月に1回はパーティーに出席するという大阪市在住の女性は「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」のドレスを着用していた。「パーティー用のドレスを見る機会もあります。ドレスギャラリーには、手が届く価格帯でシルエットのきれいなドレスがそろっているのが良いですね。先日は『シャッツィチェン(SHIATZY CHEN)』のドレススカートを購入しました。ホテルの食事会にも着ていける上品で華やかなデザインが気に入りました」。

 ドレスギャラリーは2016年9月、高級ブランドのパーティードレスをそろえた国内最大級のドレス編集売り場として開設された。ガラ・パーティーや豪華客船のクルーズパーティーなどに出席する富裕層のニーズをつかんだ。顧客の半数が外商客で30代後半から50代が中心。関西のみならず、東京や北陸、九州、中国など広域からの来店客も少なくない。

 今回のイベントについて同店の堀篤ラグジュアリー・婦人服販売統括部営業企画部長は「関西はパーティーが少なく、ドレスを着ていく場がないという顧客の声に応えて企画した」と話す。昨年12月、高級フレンチレストランのラ・フェットひらまつで「ラグジュアリークリスマスナイト2016」を開催したのを手始めに、今年5月には豪華客船ダイヤモンドプリンセス号内のイタリアンレストランでランチとドレスのミニファッションショーを、6月にも豪華客船の飛鳥の船上見学会を行った。

 さらなる認知度アップと顧客サービスのためにイベントを年数回開催する予定だ。堀部長は「モノとコトの何かがある売り場だと常に期待感をもってもらえるような仕掛けを今後も続けていきたい」と話している。

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