ファッション

「ユニクロ」がマタニティーウエアを発売 新生児向け商品と共に認知拡大図る

 「ユニクロ(UNIQLO)」は8月28日、マタニティー商品の販売を開始した。ショーツやレギンス、レギンスパンツ、ストレッチジーンズの4型を用意する。価格帯は790~3990円。大型店舗および一部店舗の200店超とオンラインストアで販売する。

 これまではブラトップやワンピースをはじめ、通常ラインアップ商品をマタニティーユースとして提案してきたが、ユニクロが掲げる“ライフウエア(LifeWear)”のコンセプトのもと、妊娠中の生活をサポートする新カテゴリーとして登場。中筋雅彦ファーストリテイリング グループ執行役員ユニクログローバルマーケティング担当は、「お客さまの要望がある中、これまで欠如していたカテゴリーだった」と話し、マタニティー期だからこそ楽しめるファッション性と、妊婦ならではの悩みを解決する快適性を両立させたアイテムを展開する。商品は、肌に食い込む不快感を軽減した“マタニティショーツ”、お腹周りを二重にして冷えにくい“マタニティレギンス”、ウエストのアジャスターでサイズ調整が可能な“マタニティウルトラストレッチジーンズ”と“マタニティレギンスパンツ”を用意する。

 マタニティーウエアと共に、新生児向け商品の展開も強化。これまでの60cmの商品に、生まれた直後から着用できる50~60cmサイズを追加。新生児の肌ストレスに配慮した縫い目のない一枚仕立てで、柔らかな肌触りの綿100%素材を採用した肌着2型とスタイ、スリーパーの4型を用意する。価格帯は590~1500円。松崎里美ユニクログローバル商品本部リーダーは、「これまで、新生児はすぐに成長するため、少しでも長く着用できるように60cmを展開してきたが、生まれたての赤ちゃんには“少しでも快適でいられるもの”を提供するためにサイズ展開を広げた」。中筋グループ執行役員は、「日本では毎年約100万人以上の新生児が誕生しており、世界で見ても有望市場。全てのお客さまのライフシーンに寄り添い、ニーズを満たすことができたら」と話す。今後、ウェブやSNSなどで積極的にアピールし、両カテゴリーの認知拡大を図る。

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